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あいパークでササユリ開花 最盛期は来週末ごろ【長野県泰阜村】
長野県泰阜村平島田の観光施設「あいパークやすおか」で、希少野生植物ササユリが咲き始めた。管理人によると、今年は順調に生育し、多くのつぼみを付けているという。
ササユリは徐々に開花し、来週末ごろが最盛期。園内のササユリは800~900株余りが植わり、無許可の採取は禁止されている。
施設スタッフらが10年以上前に保護活動を始め、イノシシやシカによる被害防止策も取られている。30周年記念イベントも計画されているため、来場を呼び掛けている。
![あいパークでササユリ開花 最盛期は来週末ごろ【長野県泰阜村】](/img/article/20240616/666e03118ccf6.jpg)
長野県泰阜村平島田の観光施設「あいパークやすおか」で、県指定の希少野生植物ササユリが咲き始めた。13日現在で開花しているのはまだ数輪だが、来週末ごろにも最盛期を迎え、爽やかなピンク色の花が園内のあちこちで楽しめそうだ。
標高800メートルの高地に咲き、濃いピンク色が特徴。12日に最初の開花が確認された。管理人の宮島悦雄さん(72)によると、今年は気温が上昇して生育は順調。朝晩涼しく開花時期は例年並みとなったが、昨年よりもつぼみを付けている本数が多いという。
園内のササユリは徐々に開花していき、「来週末ごろが最盛期」とみられる。天候次第だが、3、4日ほど見頃が続くという。宮島さんは「花を見た後はボブスレーに乗って楽しんでほしい。30日には30周年記念イベントもあるのでぜひ来場して」と呼び掛けていた。
四季折々の山野草が咲き誇る他にはない公園にしよう―と、10年以上前に施設スタッフらが自生するササユリの保護活動を開始。生育しやすい環境を整えるとともに、イノシシやシカによる被害防止策も施し、現在では園内に800~900株余りが植わる。
無許可のササユリの採取は県の条例で禁止されており、同施設では来場者に注意を呼び掛けている。