「何か、用か?」電線の上から鋭い眼光 「最近里山では見なくなった」希少種の鳥と出合う

AI要約

電線の上から鋭い眼光が―。長野県飯綱町の森林に近い農耕地帯で猛禽(もうきん)類の野鳥にカメラを向けると、キッとにらみつけられた。

図鑑で調べてみるとタカ科のサシバだった。県版レッドリストで絶滅危惧1B類に指定されている希少種だ。

日本野鳥の会長野支部長の藤田伸二さん(67)=長野市信州新町=は「10年ほど前と比べて、最近は里山で見なくなった」と話す。

「何か、用か?」電線の上から鋭い眼光 「最近里山では見なくなった」希少種の鳥と出合う

 電線の上から鋭い眼光が―。長野県飯綱町の森林に近い農耕地帯で猛禽(もうきん)類の野鳥にカメラを向けると、キッとにらみつけられた。「何か用か?」とでも言いたげだ。

 図鑑で調べてみるとタカ科のサシバだった。県版レッドリストで絶滅危惧1B類に指定されている希少種だ。

 日本野鳥の会長野支部長の藤田伸二さん(67)=長野市信州新町=は「10年ほど前と比べて、最近は里山で見なくなった」と話す。ただ秋に南へ渡る姿は観察しやすく、長野市では中曽根のスパイラル周辺や信州新町の小花見(こげみ)池がお薦めという。時季は例年だと9月上旬~下旬だ。(梅田拓朗)