君は「特急はと」を見たことがあるか?新幹線博多開業で姿を消した「ボンネット型485系・はと」最後の雄姿【新幹線・東京~博多全通50周年(3)】

AI要約

2024年度には、東海道・山陽新幹線が「東京-博多全通50年」を迎える。

RSK山陽放送は、多くの新幹線関連貴重動画を保存し、YouTubeチャンネルで公開している。

岡山~博多間の山陽新幹線開業に伴い、多くの特急列車が引退した歴史的な出来事があった。

君は「特急はと」を見たことがあるか?新幹線博多開業で姿を消した「ボンネット型485系・はと」最後の雄姿【新幹線・東京~博多全通50周年(3)】

■「東海道・山陽新幹線」記念すべき2024年度

来年3月10日で、東海道・山陽新幹線は「東京-博多全通50年」を迎えます。

RSK山陽放送(1953年創業)は71年に渡る放送の歴史の中で、新幹線に関わる数多くの貴重動画を保存していて、「RSKイブニングニュース・YouTubeチャンネル」では、再生リスト「新幹線・貴重映像大集合」にてそのうち37本の動画を公開しています。

RSK山陽放送では、37回シリーズ(予定)で、その内容を画像を交えてインターネット記事として紹介しています。

【第1回】君は新幹線「951形」を知っているか?「0系」でも「100系」でもない2両編成の超貴重画像を発掘

【第2回】新幹線「0系」ビュッフェにあった「速度計」覚えてる?そして急行電車「153系」など貴重な画像も

そして第3回は「さよなら特急はと」です。

■山陽新幹線 岡山ー博多間開業!その陰で...ごっそり引退した特急たち

「ひかりは西へ」をキャッチフレーズに、山陽新幹線・岡山~新大阪間が開業したのは、前回【第2回】で紹介した通り、1972年3月15日でした。東京~岡山駅間を最速4時間10分、新大阪~岡山駅間を最速58分で結ぶ、まさに「夢の超特急」の出現でした。

その3年後の1975年3月10日、さらに新幹線は博多まで延伸します。しかし、新幹線の岡山~博多間開業を前に、前日の3月9日を最後に引退する列車があったのです。

その列車の正体とは...鉄道蔵書の宝庫・岡山県立図書館(【画像(2)】)で、過去の時刻表を漁ってみました。すると。。。

新幹線・博多開業の前後で、特に昼間の時間帯は大きな変化が...。

岡山~博多間の在来線の時刻表は、それまでは特急を示す「太字」の列車がほぼ2本に1本というまさに「特急銀座」だったのが、新幹線以降は夜行列車以外、跡形もなく消え去っているではないですか!

ざっと見ただけでも、岡山発&岡山停車の昼間特急「つばめ」「はと」「しおじ」「なは」「日向」「かもめ」「みどり」が姿を消していました。ついでに岡山発の昼間急行は「山陽」「玄海」「安芸」も消えていました。