「資金洗浄」に「過払い金」電話詐欺相次ぐ 被害は計200万円超 山梨県

AI要約

県内で電話詐欺被害が相次いで確認され、被害額は計200万円超に上る事案が発生している。

被害者は警察や検事を名乗る男性からの電話により、口座から現金を送金させられたり、他人名義の口座に振り込まされたりした。

警察が詐欺事件として捜査を進めている。

「資金洗浄」に「過払い金」電話詐欺相次ぐ 被害は計200万円超 山梨県

 県内は14日、電話詐欺の被害が相次いで確認されました。

 被害額は計200万円超に上ります。

 県警によりますと、5月21日、都留市に住む50代会社役員の男性の携帯電話に警察官を名乗る男から、「マネーロンダリング事件にあなた名義の口座が使われている」などと電話がありました。

 その後、検事を名乗る男から「口座から現金を送金して解析すれば、事件に関与しているか分かる」と言われ、指定された口座に2回にわたり計114万円を送金しました。

 一方、6月12日、甲府市に住む60代無職の男性の自宅に市役所職員を名乗る男から「保険料の過払い金が3万円ほどある。口座の金融機関を教えて」と電話がありました。

 男性が教えるとその後、金融機関の職員を名乗る男から「市役所から依頼を受けた」と電話があり、指示された通りにATMから他人名義の口座に約100万円を振り込みました。

 いずれの被害も、警察が電話詐欺として調べています。