その電話NTTじゃありません!国際電話で架空の「未納料金」請求する事業者の相談が増加中…消費者庁が注意喚起

AI要約

消費者庁は架空の未納料金を請求する悪質な事業者に注意を呼びかけた。

事業者は携帯電話に電話し、支払いを要求してきて、折り返し電話をさせる手口を使っている。

消費者庁は国際電話番号を使った架空請求に注意し、心当たりのない料金請求は無視するよう呼びかけている。

その電話NTTじゃありません!国際電話で架空の「未納料金」請求する事業者の相談が増加中…消費者庁が注意喚起

消費者庁は11日、携帯電話に国際電話で「NTTファイナンス」や「NTT」を名乗り、架空の未納料金への支払いを請求する事業者について、相談が多数寄せられているとして、注意を呼びかけた。

消費者庁によると、この事業者は、北米の国際電話番号である「+1」から始まる番号や、「050」から始まるIP電話番号を使って携帯電話に電話してきて、まったく関係のない「NTT」や「NTTファイナンス」を名乗り、自動音声や留守番電話にメッセージを残す、SMSでメッセージを残すといった手段で、指定の電話番号に折り返すよう指示するという。

折り返し電話をすると、会員サイト「セリア」「バニラ」「スリム」や。アプリケーションである「スマート」「スノウ」などの利用料金が長期間にわたって未納であるなどと説明。「心当たりがない」と伝えても、ウイルスなどが仕込まれて登録されてしまうケースがあるなどと、消費者側に落ち度があるかのような説明をするという。

その上で、「支払わないと裁判になる」「電話を切ると未納を認めたことになる」「法的措置をとる」などと説明し、「一度払ってもそのうち95%は戻るようにする」などと持ちかけて安心させ、コンビニで電子マネー10万円分を複数枚購入し、ID番号を読み上げるように指示したという手口だという。

消費者庁は、国際電話番号を使った架空請求に注意し、心当たりのない料金請求は無視するよう呼びかけている。