発端はTikTokアカウントへ「Aillen」からのフォローリクエスト 仮想通貨使った投資話で男性(60代)が1,190万円だましとられる 長崎
対馬市の男性がLINEを通じてウソの投資話に騙され、1,190万円をだまし取られる事件が発生しました。
男性はSNS上で投資詐欺に遭い、仮想通貨を購入させられた後、現金化のためにさらなる振り込みを求められて被害を受けました。
警察はSNSでの投資勧誘には十分な注意が必要であり、怪しい取引には警戒するよう呼びかけています。
無料通信アプリ「LINE」でウソの投資話を持ち掛けられ長崎県対馬市の男性が1,190万円をだまし取られました。
被害にあったのは対馬市に住む会社員の男性60代です。
警察によりますと、男性は先月23日、自身のTikTokアカウントに「Aillen」名のアカウント使用者からフォローリクエストが届き、それを承認しました。
「LINEで連絡を取りたい」と連絡がきた男性はLINEでやりとりをはじめ「貯蓄を銀行に預けておくより仮想通貨を使って投資した方が利益が出る」「説明するとおりにすれば確実に利益が出る」などのウソの投資話を持ち掛けられました。
その後、指示に従って仮想通貨アプリ《bitFlyer(ビットフライヤー)》をダウンロードし現金を振り込んだところ、利益が出ているように表示されたということです。さらに男性は「もっと利益が出る」と紹介された《Phantom(ファントム)》というアプリでも振り込み、利益が出ているように表示されました。
その後、得られた利益を現金化しようとしたところ、保証金名目で金を要求され、さらに振り込み、合計6回にわたり現金1,190万円をだまし取られたということです。
金が引き出せなかったことから男性が警察に相談し、発覚しました。
警察は「投資で絶対儲かる」などとSNSで金を振り込むように指示された場合は詐欺を疑うよう注意を呼びかけています。