季節外れの暑さ 車内温度下げる最強のテクニックは「エアコン+走行」? 専門家に聞いてみると

AI要約

梅雨入りが遅く、夏の暑さが続く中、山口市での最高気温が32.9度に達した。車内の温度が特に高く、外気温を上回っていることが問題となっている。

自動車は山口県では欠かせない移動手段であり、エアコンを使用する夏場にJAFロードサービスが最も多く出動している。車内温度が上昇する状況についても取材が行われている。

車内の温度が急速に上昇し、開始から45分で47度に達した車内では、ダッシュボードの温度が77.3度にも達していた。車内の熱は外に逃げにくいため、注意が必要だ。

季節外れの暑さ 車内温度下げる最強のテクニックは「エアコン+走行」? 専門家に聞いてみると

全国的に梅雨入りが遅くなっていて、夏の盛りのような暑さが続いています。

13日は山口市の最高気温は32.9度を観測。週末まではこの暑さ、続きそうです。

ただ、外気温以上に暑くなる場所があります。それは、車内です。

奥野粋子tysアナウンサー

「この暑さのまま車内にいるとかなり危険なことが分かります」

真夏に比べると、まだ過ごしやすいこの時期でも車内温度は 我々の想像をはるかに超えているんです。

車社会の山口県の自動車保有台数は、令和5年3月31日時点で、およそ107万台と言われ、県民 1.2人に1台の割合です。自動車が生活に欠かせない移動手段になっています。

自動車を運転していると予期せぬトラブルが 起きることもあります。JAFロードサービスの出動理由、一般道路での1位は「過放電バッテリー」。バッテリー上がりのことですが・・・

実はこれ、エアコンを使う夏場が最も出動が多いそうなんです。

ではなぜ、エアコンを使うのか。それは車内が熱いから。そんな 車内温度について取材しました。

奥野アナ

「午後2時の山口市です。現在の気温、手元の温度計で32度。雲もありますし、風も吹いているので比較的過ごしやすいです」。外はそこまで暑さは感じていないよう。しかし、車内に入ると…。

奥野アナ

「むあっとしています。体感温度は全然違いますし、湿度もかなり高く感じます」

車内の温度を測ってみました。運転席と助手席の間に直射日光を避けた状態の 温度計を設置します。観測開始。

窓を閉め切った状態の車内温度は みるみる上昇し、わずか10分で38度を観測。

さらに開始から45分。お昼1時過ぎの車内は、47度まで上昇しました。ダッシュボードがもっとも高温になるそうで、温度を測ってみると…

77.3度もありました。かなり熱くなっています。

全国に52の支部を配置するJAFの山口支部、横平一平さんはこう言います。

JAF山口支部、横平一平さん

「車は熱をため込みやすく、暖かい空気を外に逃がしにくいもの」