知り合いの軍医がお金必要…これは「ロマンス詐欺」 郵便局窓口職員が被害防ぐ

AI要約

瀬谷署が、SNSでのロマンス詐欺を未然に防いだ横浜瀬谷北郵便局の職員に感謝状を贈る。

女性が250万円の振り込みを試み、渡辺栄貴さんが状況を察知し、警察に通報。

渡辺さんは今後も注意を払い、吉田明弘署長は金融機関に対策を呼びかける。

知り合いの軍医がお金必要…これは「ロマンス詐欺」 郵便局窓口職員が被害防ぐ

 交流サイト(SNS)などを通じて出会った人に恋愛感情を抱かせ、金銭をだまし取るロマンス詐欺を未然に防いだとして、瀬谷署は5日、横浜瀬谷北郵便局(横浜市瀬谷区)で窓口を担当する職員の渡辺栄貴さん(37)に感謝状を贈った。

 署によると、5月16日に70代女性が同局の窓口を訪れ、現金250万円の振り込みを申し出た。渡辺さんが事情を聴くと「知り合いの軍医が契約を解除するためにお金が必要」と女性が話したため、不審に思った渡辺さんは上司に相談の上、同署に通報した。

 感謝状を受け取った渡辺さんは「お客さんの財産を守れてよかった。今後も注意を払いたい」と笑顔。吉田明弘署長は「SNSを利用した詐欺が多発している。今回の対応を金融機関に紹介し、詐欺を未然に防いでいきたい」と話した。