横浜市教委 スクールカウンセラーなど増員へ いじめ自殺問題受けて

AI要約

横浜市の市立学校で自殺が原因とされるいじめ問題が続いたため、市教委がスクールカウンセラーの増員を始めた。

市教委は40人のスクールカウンセラーを新たに募集し、不登校の子供の支援を強化する取り組みを行う。

新たに採用されたスクールカウンセラーは市立中学校に派遣され、校内ハートフル支援員も66人追加募集される。市教委は子供たちのSOSを早期に見つけるための体制強化を目指す。

 横浜市の市立学校で生徒がいじめを原因に自殺した問題を受けて、市の教育委員会はスクールカウンセラーの増員に向けて募集を始めました。

 横浜市立中学校では4年前、女子生徒がいじめを苦に自殺していて、市教委は再発防止策として、いじめなど悩みがある子どもたちを支援するために、学校の体制強化をはかっています。

 こうしたなか、市教委は子どもたちの相談などに対応する「スクールカウンセラー」を、新たに40人ほど募集しています。

 募集の期間は6月6日から7月1日までで、対象は公認心理士などの専門的な資格を持っている人です。

 新たに採用されたスクールカウンセラーはことし9月から市立中学校に派遣され、派遣回数は現在は週1回のところ週2回に増やされます。

 また、不登校の傾向がある子どもの居場所づくりを行う「校内ハートフル支援員」についても、すべての市立中学校へ拡充するために、追加で66人を募集するとしています。

 市教委の担当者は「学校の支援体制を強化し、子どもたちのSOSを早期に見つけたい」と話しています。