福岡県の出生率1.26 6年連続減少 人口減深刻な東峰村”消滅可能性”脱するため”将来計画”を公募

AI要約

福岡県での出生率が6年連続で減少し、少子化が進行していることが明らかになった。

福岡県南東部の東峰村は、2050年までに女性が半減し消滅の可能性が高い自治体の一つとされており、人口減少に歯止めをかけるために様々な取り組みを行っている。

東峰村では、子育てや教育分野に重点を置いた計画を立てて少子化対策に取り組む予定だ。

福岡県の出生率1.26 6年連続減少 人口減深刻な東峰村”消滅可能性”脱するため”将来計画”を公募

厚生労働省は、1人の女性が一生に生む子供の人数「合計特殊出生率」を5日に公表しました。

福岡県では1.26となり、6年連続の減少となったことが分かりました。

厚生労働省によりますと、去年1年間で福岡県で生まれた子どもの人数は、3万3942人で過去最少になりました。

女性1人が一生で出産する子どもの数を示す「合計特殊出生率」は、1.26で、全国平均より0.06ポイント高いものの、6年連続の減少となり、少子化に歯止めがかからない状況です。

福岡県南東部に位置する東峰村は、人口約1700人と県内で最も人口が少ない自治体です。

東峰村は今年4月、民間の有識者グループによる分析で、2050年までに20代から30代の女性が半減し「消滅する可能性がある自治体」とされ、福岡県内で選ばれた自治体8つのうち最も消滅の可能性が高いとされています。

◆東峰村 眞田秀樹村長

「消滅可能性自治体の指標の1つは、20代~30代の女性の定住減少率。その世代の人が村に住んでもらえる、定住してもらえる、子供の声が聞こえる、しっかりやって行かなくてはいけない」

東峰村では、人口減少に歯止めをかけるべく、今後10年の村の計画を決める公募を実施しました。

◆東峰村 眞田秀樹村長

「外から人を呼び込むのもありますけど、就職などで出て行った人をどう呼び戻すか、それを計画に盛り込んでPRしていく」

東峰村では、「消滅可能性都市」脱却を目指し、子育てや教育分野に重点を置いた計画を作りたいとしています。