情報漏えい容疑の鹿児島県警前生活安全部長 簡裁が勾留取り消しの請求を却下

AI要約

鹿児島県警の前の生活安全部長が国家公務員法違反の疑いで逮捕され、勾留の取り消しを求めたが却下された。

容疑者は警察情報を漏らし、メディアの記者に資料を送ったことを認めたが、釈放を求めている。

裁判所は請求を却下し、勾留満期が近づいており、延長か釈放かが判断される。

情報漏えい容疑の鹿児島県警前生活安全部長 簡裁が勾留取り消しの請求を却下

国家公務員法違反の疑いで逮捕された鹿児島県警の前の生活安全部長が勾留の取り消しを求めていましたが、鹿児島簡易裁判所は請求を却下しました。

県警の前の生活安全部長、本田尚志容疑者(60)は警察情報を外部の第三者に漏らしたとして国家公務員法違反の疑いで逮捕・送検されています。

5日鹿児島簡裁で開かれた勾留理由の開示請求手続きで本田容疑者は、あるメディアの記者に資料を送ったことを認めたうえで、「県警職員が行った犯罪行為を野川明輝本部長が隠ぺいしようとした」などと主張していました。

代理人弁護士は「本田容疑者が行った行為は内部通報のようなもので、守秘義務違反には当たらない」などとし、本田容疑者の釈放を求めていました。

代理人弁護士によりますと、裁判所は6日までにこの請求を却下したということです。

勾留満期は11日で、さらに延長するか釈放か判断されます。