応募者数が初の1000人割れ 青森県内の公立学校の2025年度向けの教員採用試験 過去最低に 全体で退職者増加 減少続く

AI要約

2025年度の青森県内の公立学校の教員採用試験応募者数が過去最低の998人に下がった。

応募倍率は3.3倍で、前年より0.3ポイント下がった。

教員の仕事量の増加により人材確保が困難で、小学校や中学校、高校など全体的に応募者数が減少している。

応募者数が初の1000人割れ 青森県内の公立学校の2025年度向けの教員採用試験 過去最低に 全体で退職者増加 減少続く

青森県内の公立学校の2025年度向けの教員採用試験で応募者数が998人となり、統計を取り始めてから初めて1000人を下回りました。

県内の公立学校の教員採用試験は、来年度の採用見込み者数300人に対して998人が応募しました。応募倍率は3.3倍で前の年を0.3ポイント下回りました。

近年は、教員の仕事量の多さなどから人材確保は年々厳しさを増していて、応募者数は1991年度に統計をとり始めてから、初めて1000人を下回り過去最低です。

学校別では、小学校が188人で中学校が314人(前年度比-40人)、高校が283人(前年度比-55人)でなどで、小学校は受験資格を幼稚園の教員免許を持つ人などにも広げたことで増えましたが、全体では退職者の増加により減少が続いています。

教員採用試験の1次試験は、7月13日に青森市と東京都で実施されます。

県教育委員会は、教員の仕事の魅力を発信し多くの人に受験してもらえるよう取り組むとしています。