処理水海洋放出、通算6回目が終了 放出量は計4万7000トンに 東京電力福島第一原発

AI要約

東京電力は福島第一原発の処理水を海へ通算6回目、今年度2回目の放出を終えた。

放出された処理水はトリチウムなどの放射性物質を基準以下の濃度に薄められており、これまでの放出量は約4万7000トンになった。

放出は海域のモニタリングによると異常はないが、4月には放出が停止するトラブルが起こっており、原子力規制委員会が調査を行っている。

処理水海洋放出、通算6回目が終了 放出量は計4万7000トンに 東京電力福島第一原発

福島第一原発の処理水について、東京電力は通算6回目、今年度2回目の海への放出を終えました。

東京電力は、トリチウムなどの放射性物質を含む処理水を基準を下回る濃度に薄めて、5月17日から放出していました。今回の放出は通算で6回目、今年度2回目で、4日正午すぎに予定通り放出を終えました。

今回はこれまでと同じく7800トンが流され、これまで海へ流した処理水はあわせておよそ4万7000トンになりました。東京電力によりますと、これまでの放出で原発周辺の海のモニタリングの数値に異常はないということです。

放出をめぐっては4月に構内の工事で電源ケーブルを傷つけ停電になり、放出が止まるトラブルがあり、原子力規制委員会が、調査を進めています。