介護ロボット18台常設展示、触れて利用を体験…鹿児島県「介護生産性向上総合相談センター」

AI要約

鹿児島県に開設された介護生産性向上総合相談センターでは、介護業務改善を目指し、ロボットやICTの導入を推進している。

かごしま介護ロボット等相談窓口では、介護事業所の課題に対応するほか、介護ロボットの利用体験も可能。

介護ロボットの体験や相談を通じて、介護の質の向上や介護者の負担軽減を図る取り組みが行われている。

 介護をサポートするロボットやICT(情報通信技術)の導入などで、介護業務の改善につなげる鹿児島県の「介護生産性向上総合相談センター」(かごしま介護ロボット等相談窓口)が1日、鹿児島市のかごしま県民交流センターに開設された。介護事業所が抱える課題の相談に対応するほか、介護ロボットの利用体験などもできる。

 かごしま介護ロボット等相談窓口を略して、愛称は「かごロボ」。県民交流センター2階の県介護実習・普及センター内に設けられ、県社会福祉協議会に業務を委託している。移動やコミュニケーションなどを支援する介護ロボット18台が常設展示され、実際に触れて利用を体験することもできる。

 介護に携わる人材の確保や定着、働きやすい職場づくりなどが目的。1日は開所式が行われ、介護ロボット利用の実演などが行われた。かごロボの田中正浩所長は「気軽に相談していただき、身体的・精神的な負担を軽減して、介護の質の向上を図ってもらえたら」と話していた。

 火曜から日曜の午前9時~午後5時に開所され、相談やロボットの利用体験は無料。相談は県社協のウェブサイト内の専用フォームで受け付ける。問い合わせは、かごロボ(099・221・6617)へ。