「扇風機」を1日中つけると高くつく?「冷房」を1日中つけた場合と比較!

AI要約

春が終わり、暑さが増してくると扇風機や冷房の使用が増える中、電気代の比較を行いました。

1日中扇風機を使った場合の電気代は約12円であり、節約に向いています。

扇風機の活用法やエアコンとの併用についても紹介しました。

「扇風機」を1日中つけると高くつく?「冷房」を1日中つけた場合と比較!

春が終わり、気温が上がってくると窓を開けるだけでは暑さはしのげず、扇風機をつけたり冷房をつけたりする機会があるでしょう。

しかし、冷房はお金がかかるため「できる限り扇風機で乗り切りたい」と考える人も多いのではないでしょうか。

今回は1日中扇風機をつけた場合の電気代と、冷房をつけた場合の電気代を比較します。

扇風機は涼をとるだけでなく、さまざまな使い方が可能です。

シーンに合わせて扇風機を上手に使いこなしましょう。

ここでは扇風機を1日中つけたままにした場合の金額を確認しましょう。

なお、電気代は「消費電力(キロワット)×使用時間×料金単価(円/キロワットアワー)」で計算します。

今回紹介する例では消費電力が16ワットの扇風機を想定し、料金単価は31円/キロワットアワーで計算します。

0.016キロワット×24時間×31円=11.904円

1日中扇風機をつけっぱなしにすると約12円かかり、1ヶ月では360円程度です。

1ヶ月あたり500円を切る価格のためリーズナブルに使用できるでしょう。

■エアコンの冷房を1日中つけっぱなしにすると?

次にエアコンの冷房を1日中つけたままにした場合、消費電力800ワットのエアコンを使用するケースで計算してみましょう。

0.8キロワット×24時間×31円=595.2円

1日に約595円、1ヶ月あたりでは1万7850円の電気代がかかる計算です。

扇風機と比較してお金がかかることが分かります。

しかし、エアコンは室内全体を冷やすことができます。

そのため、部屋の大きさや利用シーンに合わせて扇風機とエアコンを上手に使い分ける必要があるでしょう。

扇風機は自分の近くに置いて使用するだけでなく、除湿や部屋の熱を外に逃がすなどさまざまな使い方ができます。

ここでは扇風機の使い方を3つ紹介します。

■部屋の熱を外に逃がす

部屋の中に熱がこもっている場合、扇風機を使って熱を外に逃がす方法があります。

部屋の中央から外に向かって扇風機で風を送り、こもった空気を流しながら外の風を取り入れます。

とくに、長い間家を空けていて部屋の空気がこもっている場合に試してみましょう。

■除湿にも利用できる

扇風機は除湿にも利用可能です。

室内で洗濯物を干していると、どうしても部屋中がムシムシとしてしまいます。

その場合、洗濯物に向かって扇風機を当てると除湿しながら洗濯物を乾かせます。

梅雨時期、なかなか外で洗濯物を干せない場合に扇風機は重宝するでしょう。

洗濯物を乾かす際に浴室乾燥機や除湿機を使うと扇風機よりもお金がかかります。

洗濯物を乾かすのにできる限り節約したい場合は、扇風機を活用しましょう。

■酷暑のときはエアコンと併用する

扇風機は熱を逃がしたり除湿したりと効果がありますが、あまりにも暑い日はエアコンとの併用がおすすめです。

とくに、近年では夏になると35度を超え、40度近い気温になる日も見られます。

扇風機だけでは暑さに耐えられないと感じたときはエアコンをつけて、まずは危険な暑さから身を守りましょう。

実際に夏になると、扇風機だけで暑さをしのごうと思ったものの、熱中症で重篤な症状になったり命を落としてしまったりというニュースも多く見かけます。

電気代は気になるものの、まずは命を守るために扇風機やエアコンなどをうまく活用しましょう。

夏になると多くの家ではエアコンを使用して暑さをしのいでいますが、扇風機もまだまだ十分に活用できます。

エアコンをつけるまでもない暑さのときや、室内の空気を入れ替えたいときなどに扇風機は重宝します。

しかし、電気代を気にして扇風機のみに頼るのは、熱中症のリスクも考えられます。

場合によってはエアコンと扇風機を使い分けたり併用したりしながら夏を乗り切りましょう。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー