「まるでライオンのたてがみ…」腰まで伸びた独特な髪型の少年、学校に退学を迫られる “散髪恐怖症”と診断

AI要約

イギリスの少年が、学校から長いカーリーアフロヘアを切るよう迫られている。

学校の校則を守らないと退学になる可能性があるが、ファルーク君は髪を切ることへの恐怖症を抱えている。

学校とファルーク君お母さんの間で髪型に関する問題が対立している。

「まるでライオンのたてがみ…」腰まで伸びた独特な髪型の少年、学校に退学を迫られる “散髪恐怖症”と診断

イギリスの少年が、腰まで伸びた長いカーリーアフロヘアを切るよう学校から迫られている。少年の通う学校では、校則で髪の長さが決まっており、従わない場合は退学になるという。少年とその母親は、文化的、医学的理由から校則の免除を求めているが、学校側は拒否している。

この少年は、ロンドンの学校に通う12歳のファルーク・ジェームス君だ。インスタグラムでは25万人のフォロワーを持つ、チャイルドモデルでもある。

ガーナ出身の父親を持つファルーク君の髪の毛はカーリーアフロで、これまで毛先を揃える程度にしかハサミを入れたことがないという。そのため腰まで長く伸びており、ふわふわのライオンのたてがみのような、特徴的なスタイルとなっている。

ところが、昨年9月に現在の学校に入学して以来、学校側から髪の毛を切るように強く求められているという。校則では、髪はシャツの襟から上の長さと決まっており、ファルーク君の髪型は明らかに違反だ。世界の不思議ニュースを扱うサイト、オディティ・セントラルによれば、学校側はすでに罰として放課後の居残りをファルーク君に課している。校則を守らなければ、今後隔離、停学、そして最終的には退学になってしまうという。

実はファルーク君は、髪を切られることへの恐怖が抑えられない“散髪恐怖症”と診断されているという。母親のボニーさんは、入学前から校則を知っていたというが、医学的な理由で免除してもらえると思っていたそうだ。しかし学校側は新学期開始後、散髪恐怖症は恐怖症としては認められていないとして、ルールを守らなければ退学になると通告してきたという。

校則違反を避けるため、ファルーク君は髪の毛を編み込みにして登校しようとしたが、これも校則では禁止に当たると判断されたという。英トークラジオ局、LBCによれば、イギリスの黒人文化では、男の子でも髪を編むものだとファルーク君は主張。学校の判断には、敬意が感じられないとしている。