楠木正成の遺徳たたえ「楠公祭」 独自の神楽「橘の舞」を奉納 神戸・湊川神社

AI要約

楠公祭の本祭が神戸市中央区の湊川神社で執り行われ、神事や舞の奉納が行われた。

湊川神社は明治5年に楠木正成を祭神として創建され、毎年5月25日に楠公祭が行われている。

本祭では約200人が参列し、神楽や剣舞、歌の奉納が行われた。

楠木正成の遺徳たたえ「楠公祭」 独自の神楽「橘の舞」を奉納 神戸・湊川神社

南北朝時代の武将で、「楠公さん」の呼び名で親しまれる楠木正成の遺徳をたたえる楠公祭の本祭が25日、神戸市中央区の湊川神社で営まれ、祝詞奏上や舞の奉納などの神事が厳かに執り行われた。

同神社は明治5年に正成を祭神として創建。命日の5月25日には毎年、楠公祭の本祭が行われている。

本殿での祭礼には約200人が参列。4人の巫女(みこ)がタチバナの枝を手に舞う同神社独自の神楽「橘の舞」などを奉納した。

その後、神能殿では、柏木鯉岳氏が楠公ゆかりの剣舞「楠公を詠ず」(日柳燕石作)を舞うなどしたほか、有志らで構成される「楠公歌の会」の会員らによる「楠公の歌」などの合唱も披露された。

同神社広報室の鈴木智子室長は、「多くの人に来ていただいて、楠公さんの精神にみんなで思いを致すことができた。日本の国がこれからよくなっていけば」と話していた。