交通安全祈願、錫製お守り バイク愛好家に人気の伏木神社(高岡)・廣田神社(富山)、25日から頒布

AI要約

バイク愛好家の人気スポットとなっている高岡市伏木東一宮の伏木神社と富山市新屋の廣田神社が、ライダーの交通安全を祈願する錫製のお守りを作り、頒布する。

両神社は「疾風巡拝プロジェクト」に参加し、バイクや自転車のハンドルに巻き付けて使用するお守りを製作した。

地場産品開発の企画により、鋳物職人が製造し、尾崎宮司と平岡宮司がそれぞれメッセージを述べている。

交通安全祈願、錫製お守り バイク愛好家に人気の伏木神社(高岡)・廣田神社(富山)、25日から頒布

 バイク愛好家の人気スポットとなっている高岡市伏木東一宮の伏木神社(尾崎定秀宮司)と富山市新屋の廣田神社(平岡晶太宮司)が、ライダーの交通安全を祈願する錫(すず)製のお守りを作り、25日から両神社で頒布する。地場産業の活性化に貢献しようと高岡市の鋳物職人に製造を依頼。錫の軟らかな特性を生かし、バイクや自転車のハンドルに巻き付けて使用してもらう。

 伏木神社と廣田神社は、静岡県の神社が企画したオートバイで全国の寺社を巡る「疾風巡拝(しっぷうじゅんぱい)プロジェクト」に参加している。いずれも多い月で約200人がツーリングで立ち寄るという。

 お守りは縦10センチ、幅2センチ、厚さ0・2センチ。「神通すず守」と名付け、表面に両神社の名前と、山桜と細山桜の紋をあしらった。ハンドルの保護と滑り止めのために合成樹脂をコーティングした。

 地場産品開発の日建テイクルーツ(富山市婦中町下邑、竹端辰則代表)が企画し、美術銅器の堀栄(高岡市戸出栄町、堀井宏純社長)の職人が鋳造した。

 尾崎宮司は「お守りを巻くことで交通安全の誓いを心に立ててほしい」、平岡宮司は「地場産業を身近に感じるきっかけになればいい」と話す。

 初穂料は2千円。それぞれの神社のオリジナルステッカーも一緒に授与する。