イタリア人「買いたいと言われても、売らなかった」 日本でプレゼントされた思い出の品とは

AI要約

イタリア人男性が40年前に日本で貰ったプレゼント、お面を大切に保管しているエピソード。

お面は日本の伝統的な文化で、ファウストさんにとってはユニークで思い出深い品。

お面を見るたびに日本での楽しい時間を思い出すファウストさんの心の記憶。

イタリア人「買いたいと言われても、売らなかった」 日本でプレゼントされた思い出の品とは

 異国の地で、仲良くなった人からもらったプレゼント。どんなものでも、思い出として残しておきたいと思うものです。40年前に日本で暮らした経験を持つイタリア人男性は、ある人からもらったものを今でも大切に保管しているといいます。いったい、どんなものを贈られたのでしょうか。

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 イタリアで人形劇の俳優として活動しているファウストさん。世界各国をめぐり、子どもたちに人形劇を披露してきました。その経験を本にまとめて近く出版するそうです。

 そんなファウストさんが初めて日本を訪れたのは、1984年。3か月滞在し、そのうちの1か月間は、大阪にある友人が経営するイタリアンレストランで働いていました。

 日本でさまざまな経験をしたファウストさん。グルメや文化などを楽しむなか、大切な宝物にも出合ったといいます。それは、40年経った今でも、イタリアの自宅で大切に保管してあるというお面です。

 これは、ファウストさんが働いていたイタリアンレストランのオーナーの配偶者さんから、日本を離れるときに贈られたものだそう。お面は真っ白で表情がなく、目の部分が空いています。

 日本人にとって、お面は伝統的な文化のひとつ。見慣れていない人からは怖いという印象を持たれることもありますが、ファウストさんにとっては、ユニークで大切な思い出の品だといいます。

「とても気に入っているから、大事にしているんだ。誰かが買いたいといっても、売らなかった」というファウストさん。お面を見るたびに、日本での楽しかった時間を思い出すといいます。