スポーツカーにさらなる快適性を 新型「メルセデスAMG GT」は驚くほど俊敏なオールラウンダー

AI要約

メルセデスAMG GTの第2世代は、快適性とスポーティさの両立を目指して開発されており、816馬力を誇るトップモデルも登場している。

新型GTはグランツーリスモを体現するデザインとスペックを備え、先代モデルよりも大型化している。

価格や受注開始時期などの詳細はまだ明らかにされていないが、注目度の高いモデルである。

スポーツカーにさらなる快適性を 新型「メルセデスAMG GT」は驚くほど俊敏なオールラウンダー

1.9トンの車重を一切感じることのない俊敏さを得た「メルセデスAMG GT」の性能をチェックする。

「メルセデスAMG GT」の第2世代は、2023年末から市場に投入されている。開発中の目標は、スポーティさに妥協することなく、先代よりも快適性と日常での実用性を高めることだった。

この両立はボンネットの下でも行われている。というのも、おなじみのプラットフォームがあるからだ。「AMG GT」は「SL」と同じプラットフォームを使用しており、その開発責任はジンデルフィンゲンからアファルターバッハに移った。

AMGは今回、トップモデルを発表した。816馬力を発揮する「GT 63 S Eパフォーマンス」は、プロダクションAMG最速のモデルだ。赤い「GT 63 S」のレタリング、外側にフルート加工されたリアの台形ツインテールパイプトリム、そしてもちろんテールゲートによって、視覚的にそれとわかる。

トランクリッドに組み込まれた伸縮式リアスポイラーは、ドライビングプログラムに応じて5段階の角度に設定可能。しかも、その数は多い:合計8つの走行モードが用意され、さらにデジタルコックピットにはハイブリッド専用のディスプレイがある。AMGは、この最強のGTの受注開始時期をまだ明らかにしていない。

現在のところ、価格は「GT 55」と「GT 63」のみで、トップモデルの「GT 63 S Eパフォーマンス」とエントリーモデルの「GT 43」の価格は明らかになっていない。メルセデスAMGは、「GT 55」は16万7,272ユーロ(約2,765万円)から、「GT 63」を188,704ユーロ(約3,160万円)からとしている。

新型は真のグランツーリスモであることを意図している。「GT」は外観でもその主張を明確にしている。メルセデスは絵に描いたようなスポーツカーのプロポーションにこだわり続けているが、2014年から2021年まで製造された先代モデルと比べて15cmほど大きくなり、全長は4.73mになった。