<上野・パンダ日記>上野の双子パンダ 別々で飼育も、気温高い日は自由に行き来
上野動物園はジャイアントパンダの双子、シャオシャオとレイレイの近況を発表した。2頭は4月から別々の飼育場所で暮らしており、体調や天候に合わせて屋内外を行き来している。
飼育場所の広さに違いがあるため、運動量に差が生じないように措置を取っている。餌はパンダ団子や野菜などを与えられている。
一緒に暮らしていた際にシャオシャオの背中に付けていた緑色の印が薄くなっており、体重の計測結果も発表されている。
上野動物園(東京都台東区)は23日、ジャイアントパンダの双子、シャオシャオ(雄)とレイレイ(雌)の近況を発表した。
じゃれ合いが激しくなったことから4月から別々の飼育場所で暮らしている2頭。今月7日には飼育場所が入れ替わった。飼育場所の運動場の広さに違いがあり、運動量に差が生じないようにするための措置だ。
体調や天候に合わせて屋外か室内か展示場所を変えているが、気温の高い日は自由に行き来できるようにすることもあるという。
餌はモウソウチク、シノダケ、マダケのほか、トウモロコシの粉などでつくった「パンダ団子」やニンジン、リンゴ、タケノコを与えている。
一緒に暮らしていた際に2頭を見分けるため、シャオシャオの背中に付けていた緑色の印はうっすら残っているが、少しずつ薄くなっているという。
15日の計測でシャオシャオは体重81・4キロ、レイレイは84・6キロになった。【山下俊輔】