【ビジネスの極意】「サーバントリーダーシップ」は時代遅れ?|メンバーの主体性を尊重する新時代のマネジメント方法とは

AI要約

リーダーシップにはさまざまなスタイルがあります。マネジメント課題解決のためのメディアプラットホーム「識学総研」で、リーダーシップの定義とともに、新しいマネジメントについて知見を得ましょう。

リーダーといえばチームを率いる重要な存在ですが、そのなかにもさまざまなタイプがあり、「サーバントリーダー」と呼ばれる支援中心のスタイルを好むリーダーがいます。

サーバントリーダーシップは、「支援型リーダーシップ」とも呼ばれ、メンバーの成長を最優先でサポートするマネジメントスタイルのことを指します。

【ビジネスの極意】「サーバントリーダーシップ」は時代遅れ?|メンバーの主体性を尊重する新時代のマネジメント方法とは

リーダーシップにはさまざまなスタイルがあります。マネジメント課題解決のためのメディアプラットホーム「識学総研」で、リーダーシップの定義とともに、新しいマネジメントについて知見を得ましょう。

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リーダーといえばチームを率いる重要な存在ですが、そのなかにもさまざまなタイプがあり、「サーバントリーダー」と呼ばれる支援中心のスタイルを好むリーダーがいます。

ただ、変化の激しい現代社会においては「サーバントリーダーシップは時代遅れ」という声も聞こえてきます。

今回は、サーバントリーダーシップの定義を振り返りながら、新時代における新しいマネジメント方法を考察していきたいと思います。

サーバントリーダーシップは、「支援型リーダーシップ」とも呼ばれ、メンバーの成長を最優先でサポートするマネジメントスタイルのことを指します。

まず、サーバントリーダーシップの定義や特徴から詳しく見ていきましょう。

◆サーバントリーダーシップの定義は「支援型リーダーシップ」

「サーバントリーダーシップ」とは、リーダーがチームメンバーを支援することに重点を置いたマネジメントスタイルのことです。

「サーバントリーダーシップ」は、アメリカのマネジメントの権威であり教育コンサルタントでもあるロバート・K・グリーンリーフによって1970年代に提唱されました。

サーバント(servant)は「召使い」や「従者」を意味する言葉です。したがって、サーバントリーダーシップは、リーダーがチームメンバーのために奉仕することを主眼に置いています。

ちなみに、資生堂の社長だった池田守男氏もサーバントリーダーシップを推奨した人として有名です。

◆サーバントリーダーの特徴

サーバントリーダーは、メンバーのニーズに耳を傾け、彼らの成長をサポートすることに重点を置きます。

具体的には、次のような特徴があります。

・聞き手に徹する…サーバントリーダーはメンバーの意見を積極的に聞き、理解しようとする。1on1ミーティングだけではなくテーマを設けたグループディスカッションなども頻繁に行う

・メンバーの自主性を促進する…メンバー自身が自らの判断で行動し、問題解決ができるように支援する

・権限移譲…メンバーに権限を委譲し信頼する。プロジェクトの決定権をメンバーに与え、自己決定できる場面を増やす