「復興の歩みを実際に見て知ることができた」 福島で「富岡町の今を知るツアー」開催

AI要約

福島県富岡町で22日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興状況を知ってもらうことを目的とした「富岡町の今を知るツアー」が開かれた。

ツアー参加者は、農家でのブドウ狩りや料理教室、食品検査所での放射性物質検査など復興の様子を体験し、第1原発処理水の海洋放出についても学んだ。

参加者からは、活気の戻りや安全性への理解が深まったとの感想が寄せられ、「周りの人にも伝えていきたい」との声もあった。

「復興の歩みを実際に見て知ることができた」 福島で「富岡町の今を知るツアー」開催

福島県富岡町で22日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興状況を知ってもらうことを目的とした「富岡町の今を知るツアー」(主催・富岡町、産経新聞社)が開かれた。

ツアーは21~23日の2泊3日で、首都圏の親子ら11組22人が参加。予定していた釣り船でのヒラメ釣りは荒天で中止となったが、シャインマスカット栽培を始めた農家でブドウ狩りやヒラメをさばく料理教室を楽しんだ。

富岡町の食品検査所でヒラメの放射性物質検査も見学したほか、専門家から第1原発の処理水の海洋放出について解説を受け、食品の安全性について学んだ。

東京都足立区から参加した小学4年生の矢萩太朗さん(9)は「いろいろなことにチャレンジして活気も戻ってきてすごいなと感じた」と感心。東京都町田市の会社員、宮本裕貴さん(23)は「復興の歩みや安全性について実際に見て知ることができた。周りの人にも伝えていきたい」と話した。