標高1,000m以上で愛犬も快適!群馬・丸沼高原キャンピングバレイで犬連れグルキャンしてきた

AI要約

愛犬と一緒に標高の高い場所でキャンプ&ハイキングを楽しむ方法について紹介されています。暑さに弱い犬にとっても快適な環境を提供し、愛犬とのアウトドア体験を楽しむことができます。

登山初心者の愛犬も含め、標高2000mまでロープウェイで移動し、充実したアクティビティを楽しむことができます。涼しい空気を楽しみながら、景色を眺めるハイキングコースも紹介されています。

愛犬とのアウトドアを楽しむための涼しさテクニックや注意点も紹介されており、愛犬と共に快適な旅を過ごすための情報が豊富に掲載されています。

標高1,000m以上で愛犬も快適!群馬・丸沼高原キャンピングバレイで犬連れグルキャンしてきた

愛犬と一緒に思い切りソトで遊びたいけれど、この酷暑はワンちゃんにも相当キツい…。

そこで今回は標高の高い場所でキャンプ&ハイキングを敢行。気持ちいい風を浴びながら、絶景を望む高原を楽しんできた。犬連れにはうれしい快適なキャンプ体験をご紹介。

標高 1,500m

市街地との温度差 –5度C

・私たちが行ってきました!

アソビニスト 鈴木 聡さん& エリス・サラ。ジャズがメインの音楽プロデューサー。いまはセーリングにハマり中。鈴木家で5世代目になるフラットコーテッド・レトリバーの女子2匹は、冷たい豆腐が大好物。

編集 小川 & マロ。ギア好き小川のキャンプの相棒は、散歩が大好きなジャック・ラッセル・テリアのマロ。今回は登山に初挑戦。小川をエサ担当だと思っている。

◆初登山の愛犬も元気に走る

鈴木さんはボーイスカウトにはじまり、キャンプ歴50年以上の猛者である。趣味も登山、クライミング、ヨットと実に多彩。

鈴:「犬を飼いはじめたころはテント泊でしたが、’98年にこのトレーラーに出会いひと目惚れ。それから25年、キャンプスタイルは変わりましたが、大型犬にも最適なようです」

 

一方、編集小川はまだまだ犬連れキャンプビギナー。

小:「うちは小型犬だから、一緒にテント泊で十分っす! でも、冬は湯たんぽ代わりになるけど、夏はそうはいかないね」

 

愛犬マロと一緒なので、どこかいつもよりニヤケ顔。とはいえ、犬は汗腺がなくて暑さに弱いため、夏の暑さ対策は必須。

鈴:「夏は最低でも標高1000m以上の高所のキャンプ場を選んでいます。朝夕は10度Cぐらい涼しいですからね。犬に負担をかけずに楽しめる」

小:「え、そんなの気にしたことなかったなー。気をつけなきゃ」

 

ここ丸沼高原は、さらにロープウェイで山頂に移動すれば、標高2000mで犬連れハイクも堪能できる。

鈴:「夏は普段朝夕しか散歩に行けないけど、木陰に囲まれた登山道なら、日中でも遊べそう」

小:「あ、じゃあマロも登山デビューしてみます!」

 

ご主人の高揚感が伝わり、犬たちも、そりゃもう大騒ぎ!!

◆ロープウェイで標高2,000mの楽園へ

犬はゲージに入れるか、専用のキャビンに乗れば、一緒に山頂まで行くことができる。片道約15分。期日限定で、日光白根山山頂駅でキャンプも可能(予約制)。

◆フィトンチッドを浴びながらシラビソ林で史跡散策ハイク

山頂には、六地蔵や大日如来などの信仰登山の石仏群を巡る史跡散策コースが整備されている。まずは二荒山神社でお参りしてスタート!

亜高山帯地域にのみ育つシラビソ林は、独特の香りでリラックス度満点。苔むした登山道は適度な上り下りがあり、犬連れも楽しめる。

1周約2時間の道のり。森の先から光が差し込むと、犬たちが思わず駆け出す。森を抜けた先は、見晴らし抜群の展望台!

・涼テクも紹介

1 サンブロック効果のある虫除けスプレー

毛色が黒い犬は太陽熱を吸収しやすい。そのため、サンブロック効果のある虫除けスプレーをブラシに吹きかけ、散歩前に全身をブラッシングする。毛の退色も防げる。

2 カラダもノドもこまめに水分補給

夏の散歩は通常の2倍の量の水を持参。マロは吸湿速乾性のウェアを着用。暑くなったら水をかけ気化熱で冷やす。エリスとサラは首に凍らせたネックベルトを装着。

いくら高所での散歩とはいえ、太陽が近い分、ひなたに出ると結構暑さを感じる。そんなときは暑さ対策グッズが役立つ。エリスとサラは、首に冷たいネックベルトが欠かせない。

鈴:「大型犬のほうが暑さに弱いですからね。水辺のキャンプもいいけど、河原はダニが多いから避けたいし、意外に水が苦手な犬もいたりするんですよ」

小:「うち、まさにそれです。全然、水に興味なし」

 

初登山のマロ、途中で疲れてリタイヤするかと思いきや、林内を楽しそうに歩いて行く。緑に囲まれた空間は、どうやら犬にとっても快適なようだ。無事散策コースを完走したら、人間たちはご褒美の足湯とカフェで一服。ちょっと恨めしそうに尻尾フリフリ、飼い主を見上げる3匹。凍らせた犬用のゼリーをおやつに持参するのも手だ。

 

キャンプ場に戻ったら、夜に備えて焚き火の準備。日が照っている日中は、いくら高原とはいえ日差しを暑く感じるときもあるが、陽が沈むと一気に冷えてくるのだ。温度計を見ると、すでに16度C。思わず上着に手が伸びる。

小:「マロも夜用の服に着替えようね♡ 朝はもっと冷えるから」

 

なんとなーくわかってきた。要は、人間の子供と変わらない。犬を飼うなら、親バカになるぐらいがちょうどいいのだ。

◆山歩きのご褒美は最高の眺望

日本百名山の武尊山、苗場山、谷川岳、尾瀬至仏山などを見渡すことができる。下を見ると、スキー場中腹にあるキャンプ場も望める。

・高山植物探しも楽しい

さまざまな高山植物を観察できる1周45分の自然散策コースも整備。樹木の名前を当てるゲームも楽しめる。

・天空の足湯で疲れを癒やす

山頂駅に戻ったら、無料の"天空の足湯"へ。日光白根山の伏流水が使われており、足の汗を流すだけで、リフレッシュできる。

・日光白根山を眺めつつランチを頰張る

山頂駅のカフェでは軽食やスイーツも食べられる。雲に隠れてしまうことが多いといわれる日光白根山の山頂を眺めながら、のんびり休憩できた。

◆愛犬と夕陽を眺めるのも乙なもの

高所だと蚊がいなくて快適だが、ブヨには要注意。涼しくて快眠できるものの、日が昇ると同時に散歩へ行こうと犬たちに起こされる。

◆さらに涼テクを紹介!

3 小型犬は環境に合わせて洋服チェンジ

小型犬は体が冷えやすく、毛が長い犬種は汚れが付きやすい。夜は防寒着、夕方と早朝は露による汚れ防止のウェアを着るのが◎。

4 シエスタには冷感マットとメッシュコット

コットは地面と体の間の通気性が良くなり熱がこもりにくくなる。特にメッシュタイプがいい。体を直に冷やせる冷却マットも有効。

5 冷たい食べ物で夏バテ防止

夏場はスープが多めのフードや、水を混ぜて与えるのがいい。水分が多く体を冷やすキュウリやトマト、ズッキーニなども効果的。