成立学園・順天中の定員増など…東京都私学審議会答申

AI要約

2024年度第5回東京都私立学校審議会で、13件の答申が出され、全て認可されたことが明らかになった。

収容定員の増減に関する認可が行われ、7件の学則変更が承認された。

さらに、課程設置・目的変更や学校廃止の決定も行われ、審議会の活動が報告された。

成立学園・順天中の定員増など…東京都私学審議会答申

 2024年度第5回東京都私立学校審議会(第840回)が2024年9月13日、東京都庁で開かれた。東京都知事あてに私立学校の設置などに関する13件の答申が出され、いずれも認可が適当と認められた。順天中学校高等学校と成立学園中学校高等学校は、収容定員を中学校で増員、高等学校で減員する。

 東京都私立学校審議会は、私立学校法第9条により設置されている知事の諮問機関。私立学校の設置、廃止、学校法人の設立認可などについて審議するとともに、私立学校に関する重要事項を知事に建議することができる。

 2024年度第5回東京都私立学校審議会(第840回)で答申が出されたのは、課程設置および目的変更1件、園則変更4件、学校廃止1件、学則変更7件の計13件。

 学則変更7件はいずれも収容定員の増減について認可を受けた。成立学園中学校は120人から240人に増員、成立学園高等学校は1,080人から960人に減員、国本小学校は300人から450人に増員、国本女子中学校は240人から120人に減員、国本女子高等学校は900人から480人に減員、順天中学校は270人から360人に増員、順天高等学校は630人から540人に減員する。

 課程設置および目的変更では、東京デザインテクノロジーセンター専門学校が、高等課程を設置し、総定員1,120人とする。一方、聖フランシスコ幼稚園は、学校運営の継続困難を理由に学校廃止が認可された。また、光塩幼稚園、高松幼稚園、昭島恵泉幼稚園、白鳥幼稚園の4園は、収容定員を減員する園則変更が認められた。