「これ、すごくいい!」 ママが作った生後4か月の息子の預金通帳 目からウロコのアイデアに感動の声

AI要約

子どもが将来使うために作成された預金通帳には、母から息子へのメッセージが記されている。通帳への入金やメッセージは母の愛情がたくさん詰まっている。

母親は息子に残すために様々な方法を考えており、通帳以外にも手紙や育児日記を残すことを決意している。

将来息子が通帳や他のメッセージを見た時に、愛情と支援を感じることで幸せにつながると考える母親の姿が感動的である。

「これ、すごくいい!」 ママが作った生後4か月の息子の預金通帳 目からウロコのアイデアに感動の声

 子どもがもらったお祝い金やお年玉。無駄遣いしないように銀行に預け、将来、ひとり立ちしたら渡そうと考える親もいるでしょう。成長した我が子に思いを馳せながら、母が作った預金通帳がX(ツイッター)で話題に。通帳には、母から子へのメッセージが記されています。投稿者のしっぽ(@shippo252525)さんに詳しい話を聞きました。

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「やっと息子の通帳作れた」

 そんなコメントともに投稿された一枚の写真。そこには、しっぽさんが息子さんのために作成した預金通帳の1ページが写っています。まず、「新規」として入金した額は500円。続けて、2024円、5円、14円がそれぞれ入金されたことが確認できます。

 数字には何か特別な意味が隠されていそうですが、気になるのは「お支払金額」の欄に記載された言葉。ここには本来、振り込み人名が記されますが、「ウマレテ」「キテクレテ」「アリガトウ」と、しっぽさんから息子さんへのメッセージが3行に分けて刻まれています。

 母の愛が詰まった素敵な預金通帳には、なんと18万件の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「生まれてきてくれてありがとう、の文字にほっこり 息子さん大きくなったら喜んでくれるだろうなぁ」「すごく細かいけど愛を感じる」「これは素敵な通帳」「え、これ、すごくいい! 僕もやりたい」などの声が上がり、感動する人が続出しています。

 今年の5月14日に、第一子を出産したしっぽさん。今後、息子さんの児童手当や、親戚たちからもらったお金を預けるために通帳を作ろうと考えました。新規で入金した500円以外の金額は、息子さんの生年月日です。

「積立をしていく際には、入金額の横にメモを付けていく予定でいます。例えば、『○○おじちゃんからお年玉』など。そうしておけば、通帳を見たときに『○○おじちゃんはこんなにお年玉くれていたんだ!』などと、喜こんでもらえるかなと思いました」

 預金通帳の「お支払金額」欄には、最大48文字まで入力が可能です。そこに記した息子さんへのメッセージには、しっぽさんの強い思いが込められていました。

「これから増えていくであろうメッセージのひとつとして、生まれてすぐの頃に親が思っていたことを残そうとメッセージを入れました。私自身、近年、父と祖母を突然死で前触れなく亡くしています。2人の死と、息子の出産を経験し、生死というものを深く考えるようになりました。自分自身がいつどのような形で亡くなるかわからないからこそ、息子にはいつでも100%の愛の言葉を伝えていきたいと思っています」

 息子さんが誕生して4か月が経ち、日々愛情を注いでいるしっぽさん。息子さんに通帳を渡すのはまだまだ先になりますが、「大人になった息子が通帳を見返したとき、『自分はいろんな人から大切にされて大きくなったんだな』と思ってくれたら幸せです」と、未来に思いを馳せます。

 そんなしっぽさんは、通帳のほかにも息子さんに残していきたいものが、たくさんあるといいます。

「いつか親や親戚も亡くなって、この世に年上の頼れる身内がいなくなったとき、つらくしんどいことがあったとしても、少しでも心の支えになる言葉を残しておいてあげれば良いなと思っています。通帳のメッセージ以外にも、産後数日の気持ちを込めたお手紙を書いたり、育児日記をつけたりしています。男の子だし、大人になったら女親とは距離が生まれると思うし、私からのメッセージを見るとは限りませんが、自己満足でできるだけの愛の言葉を残しておきたいです」