俳優保護のAI規制法成立 米加州、無断複製禁止

AI要約

米カリフォルニア州知事が俳優保護のためのAI規制法に署名したことが異例である。

新たな州法では、俳優らと制作会社との間の複製利用契約に条件を定め、故人の画像の無断複製を禁じている。

その他、複製の利用に関する契約の無効化や損害賠償義務の規定も含まれている。

 【ロサンゼルス共同】米カリフォルニア州のニューサム知事(民主党)は17日、俳優らを守るために人工知能(AI)を規制する二つの州法案に署名し、いずれも成立した。俳優らが自身の画像や声の複製の利用について制作会社などと交わす契約に条件を定め、故人の画像などの無断複製を禁じる。米メディアによると、俳優保護のAI規制法は異例。

 新たな州法の一つは、複製の利用に関する契約について「合理的で詳細な説明」と俳優側弁護士らの関与がない場合には無効だと規定。もう一方の法は、故人の画像などを権利保有者の許可なく複製した場合には原則として損害賠償義務などが発生するとしている。