憧れのフレンチアイコンがお手本! 時を超えて受け継がれるベーシックなおしゃれ。

AI要約

フレンチアイコンのベーシックなスタイルを受け継ぐ60年代のミュージシャンや俳優たちのファッションについて。

知性と美しさを兼ね備えた映画界のスター、アヌーク・エーメと彼女のアイコニックな存在について。

フレンチシックの象徴、ジェーン・バーキンのガーリーでエフォートレスなスタイルと、フランス映画に出演し人気を博したロミー・シュナイダーの洗練された気品のある装いについて。

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時を超えて受け継がれるフレンチアイコンのベーシック。

ハードなバイカースタイルは、服自体に力強さがあるからこそ纏う者のアティチュードをより強調するのかもしれない。レザーのセットアップにヒールのあるブーツを合わせてバイクにまたがるのは、60年代を代表するフランスのミュージシャンであり俳優のフランソワーズ・アルディ。無造作でありながら、内側からあふれる反骨精神を秘めたスタイルとアティチュードは、時代を超えて受け継がれ、いつまでも私たちのスタイルのヒントに。

知性が宿る美しさで映画界に愛されたスター、アヌーク・エーメ。映画『モンパルナスの灯』(1958年)で世界からの注目を集めた彼女は、強い意志を感じる瞳と太い眉、ボブヘアで、ルックスも含め、当時の俳優たちと一線を画した。カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したクロード・ルルーシュ監督作『男と女』(66年)では、複雑に絡み合う愛のカタチを情趣的に演じ、クリエイターを刺激するアイコニックなその地位を永遠のものとした。

フレンチシックという言葉を紐解くために絶対に欠かせないのは、ジェーン・バーキンの存在。歌手であり、俳優であり、母であり、そしてイギリス出身でありながらフレンチアイコンの代名詞となった彼女。ガーリーなパフスリーブにAラインのシルエットを描くミニドレスをさらりと纏い、エフォートレスなムードを添えるカゴバッグを合わせた60年代のスタイルは、ピュアネスとフェミニニティが両立し、いま見ても色褪せない。

レオパードのロングコートを麗しく纏い、その佇まいだけで名優であることを証明する。ロミー・シュナイダーは、ウィーン出身でありながら、映画『太陽が知っている』(1969年)や『ルートヴィヒ』(72年)など数多くのフランス映画に出演し人気を博した。ガブリエル・シャネルとも親交があり、彼女が魅せる洗練された気品のある装いは、いまも私たちのお手本。レオパードコートをファーの帽子とレディなシューズで味つけし、不変のスタイルを完成させた。