絶滅危機、レッサーパンダの現状伝える 国際デーに合わせ 群馬

AI要約

群馬県桐生市の「山田製作所桐生が岡動物園」で開催されているレッサーパンダのパネル展についての記事。レッサーパンダの現状や保存活動、魅力などが紹介されており、国際レッサーパンダデーに合わせて企画された内容となっている。

中国南西部やインド、ネパールなどの高地に生息するレッサーパンダが絶滅危惧種に指定されていることや、その生息状況に関する情報が展示されている。子ども向けにはレッサーパンダに関するクイズも用意されている。

園長はレッサーパンダの絶滅の危機について周知を広めるため、この展示が開催されたことを述べている。国際レッサーパンダデーは保護活動団体によって提唱されたイベントである。

絶滅危機、レッサーパンダの現状伝える 国際デーに合わせ 群馬

 群馬県桐生市の「山田製作所桐生が岡動物園」のレッサーパンダ舎2階で、野生のレッサーパンダの現状や保存活動、魅力などを紹介するパネル展が開催されている。30日まで。

 9月第3土曜日の「国際レッサーパンダデー」に合わせた企画で、レッサーパンダが主に中国南西部やインド、ネパールなどの高地に生息し、近年は密猟などの影響で減少、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されていることなどをパネルで伝えている。子ども向けに飼育員が手作りしたレッサーパンダの食べ物や寿命に関するクイズもある。21日午後1時半からは、園内の広場で飼育員がレッサーパンダについてのクイズや解説を行う。

 丹羽泰史園長は「かわいらしいレッサーパンダが絶滅の危機にあるという現状も知ってほしい」と話している。国際レッサーパンダデーは米国に本部を置く保護活動団体「レッド・パンダ・ネットワーク」が提唱した。【遠山和彦】