【身近な食材だけの簡単「薬膳」で不調を改善!④】「夏野菜の豆腐ドレッシングサラダ」で夏バテ肌をレスキュー

AI要約

夏バテや肌のダメージについて、薬膳料理研究家の谷口ももよさんが解説。体が乾燥し栄養不足になる夏の影響、秋に持ち越さないための食事の重要性を指摘。

夏野菜たっぷりサラダのレシピを紹介。ゴーヤやトマトのビタミン、ブロッコリーの補助効果、オクラの粘膜潤い、豆腐のタンパク質による体への良い影響が述べられている。

季節の変わり目には、栄養補給と体の潤いが欠かせず、食事での対策が大切である。

【身近な食材だけの簡単「薬膳」で不調を改善!④】「夏野菜の豆腐ドレッシングサラダ」で夏バテ肌をレスキュー

残暑による夏バテで体がだるくなり、それに伴って肌にもさまざまなダメージが表れてくる。そんな肌を秋に持ち越さないためには、どんな食事をとればよいのだろうか? 薬膳料理研究家の谷口ももよさんに提案してもらった。

屋外では紫外線にさらされ、汗をかき、室内ではエアコンの乾いた冷風に当たり、夏にダメージを受けた肌はとても乾燥している。暑さで体力を消耗し、熱帯夜の寝苦しさで寝不足になることも。知らず知らずのうちに肌老化が進み、鏡を見て驚くこともある。

「東洋医学の考えでは、汗をかくことで体を構成する要素、『気』(エネルギー源)・『血』(血液や栄養)・『水』(血液以外の水分)が奪われます。これにより、栄養を含んだ血液を全身に送れず、臓器の働きや肌の衰えが進みます。気が弱ることで、気持ちが不安定になり、睡眠の質も低下しがちに。

喉が渇く、乾燥するからと水分だけを取っていたのでは、体の潤い不足に。そんなときこそ、しっかり栄養をとり、体に潤いを作り出す食材を食べるのが正解です。

本格的な秋になると、さらに外気も乾燥してきて、肌は潤いを失います。夏の疲れ肌は早めに解消しておくことが大切です」(谷口さん)

今回紹介してくれたのは、そんな疲れた肌と体を元気にしてくれる夏野菜たっぷりサラダ。ドレッシングにはタンパク質補給にもなる豆腐を使って仕上げている。

「ゴーヤやトマトといった夏野菜はビタミン豊富で体から熱を取り、体と肌を潤して、紫外線による肌ダメージを修復してくれます。

さらに、ゴーヤの苦味やトマトの酸味には食欲を増し、胃腸を整える働きが。ブロッコリーは体を冷やさず五臓を補う効果、シワ予防にもなると、以前栄養学の先生から聞きました。オクラのネバネバは粘膜を潤し、肌や腸にもよく、便秘の改善にも役立ちます。甘味ではちみつを少し使うとコクも出て、免疫力強化にも役立ちます。

豆腐は体を元気にするタンパク質源であり、やはり余分な熱を取り、体を潤す効果が。今回はこれをドレッシングにしました」