夫がテレワークでエアコンを「24時間つけっぱなし」にしているため、夏の電気代が過去最高に。夫のお小遣いを減らそうかと思っています…。

AI要約

夏を快適に過ごすために、エアコンの電気代や節約術について紹介。

エアコンを長時間使用する場合の電気代計算や節約方法を解説。

フィルター清掃や室外機周辺の整備、扇風機の併用などで電気代を節約する方法。

夫がテレワークでエアコンを「24時間つけっぱなし」にしているため、夏の電気代が過去最高に。夫のお小遣いを減らそうかと思っています…。

夏を快適に過ごすために、エアコンは欠かせません。テレワークにより在宅時間が増え、エアコンがつけっぱなしというご家庭もあるのではないでしょうか。そこで気になるのが電気代です。本記事では、エアコンにかかる電気代や節約術をご紹介します。

まずは、エアコンを24時間使用するときの電気代(1日あたり)を調べてみましょう。

エアコンの電気代は、「消費電力(W)÷1000×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)」で計算できます。ここでは、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が算出した目安単価(31円/kWh)で計算します。大手エアコンメーカーにある、畳数別の電気代は以下のとおりです。

【6畳用:消費電力400(W)】400(W)÷1000×24(時間)×31(円/kWh)=297.6円

【8畳用:消費電力470(W)】470(W)÷1000×24(時間)×31(円/kWh)=349.68円

【10畳用:消費電力550(W)】550(W)÷1000×24(時間)×31(円/kWh)=409.2円

【12畳用:消費電力800(W)】800(W)÷1000×24(時間)×31(円/kWh)=595.2円

1ヶ月あたりでは、約8900~1万7800円の電気代がかかる計算です。

■短時間の外出なら電源は入れたままで

エアコンは設定温度まで部屋を冷やすときに、多くの電気を消費します。設定温度まで部屋が冷えたあと、温度を維持しているときの消費電力はそれほど多くないのが特徴です。

そのため、こまめに電源をオンオフすると、部屋を冷やすための運転時間が増えるため電気代も高くなってしまいます。数十分程度の短時間の外出であれば、エアコンはつけっぱなしにするのがおすすめです。

エアコンの使い方を見直せば、電気代を節約できる可能性があります。お小遣いを減らす前に、まずは以下の方法をお試しください。

■フィルターを定期的に清掃する

エアコンのフィルターは、少なくとも2週間に1回は清掃して汚れやホコリを取り除きましょう。1日の使用時間が長いときは、週に1回の清掃が目安です。

■室外機の吹き出し口をふさがない

室外機は、吹き出し口から室内の熱を排出しています。吹き出し口の周辺には荷物を置かず、風通しをよくしておきましょう。また、室外機周辺の掃き掃除も効果的です。落ち葉やホコリが原因で、運転効率が悪くなることもあるためです。

■室外機に直射日光を当てない

室外機に直射日光が当たると、排熱効率が下がります。そこで直射日光が当たらないよう日陰を作ることが重要です。日陰に室外機を置いたり、日よけカバーをかけたりして直射日光を遮るとよいでしょう。日よけカバーを使うときは、室外機全体を覆わないようにご注意ください。

■扇風機やサーキュレーターを併用する

効率よく部屋を冷やすため、扇風機やサーキュレーターを併用する方法があります。部屋の空気を循環させると、より効率的に室温を下げられます。

エアコンを24時間つけっぱなしにすると、機種などによっては1ヶ月あたりでは1万円以上の電気代が発生することもあります。家計には重い負担ですが、エアコンの使い方を工夫するだけで電気代は節約できます。お小遣いを減らす前に、まずはエアコン周りのメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか。

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A カタログなどに載っている電気料金の目安単価とは何ですか?

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー