旅にケンカはつきもの? 普通の会社員から“旅に生きる夫婦”になった2人、年300日一緒に旅をしていても円満でいる秘訣とは

AI要約

夫婦で年間約300日旅行する人気YouTuberカップルが、旅先での衝突や円満の秘訣について語る。

コロナ禍で旅に生きる決断をした2人は、生活面での不安を乗り越えながら、円満な関係を築いている。

相手の大変さを理解し合うことが、喧嘩を避ける秘訣となっている。

旅にケンカはつきもの? 普通の会社員から“旅に生きる夫婦”になった2人、年300日一緒に旅をしていても円満でいる秘訣とは

 昔から、「旅にケンカはつきもの」「誰と旅行に行ったとしても最後少しだけイラっとする」とはよく言われることだが、仲良い者同士であっても旅先での衝突はやはり避けられないものなのか。年間約300日、夫婦で旅をし、旅先の魅力をSNSで発信、今や290万人以上のフォロワー数を誇る『くぼたび 旅に生きるアラサー夫婦』の2人に、その現実と、旅先で喧嘩をしないためのルールなどを通じて、一般的な夫婦より長く一緒にいる2人だからこそ語れる夫婦円満の秘訣を聞いた。

■生活面での不安が多かった初期、学んだのは“相手の大変さを理解すること”

 「47都道府県すべてを主役に」をモットーに、年間約300日、夫婦で日本各地を旅しているゆうきさんとまなみさん。その様子を綴った長編の動画や、オススメのホテルやスポットを紹介したショート動画は「地元民からしたら何もない街だと思ってたけど、伝え方一つでこんなに魅力的に映るんだ」と話題になり、今や総フォロワー数290万人以上の人気を獲得している。

 2人がこの生活を本格的に始めるようになったのは、結婚3年目の2020年1月のことだった。当時、まなみさんはライター、ゆうきさんは自動車メーカーに勤務しており、会社員生活を送っていたが、お互い旅好きだったことから、人生を旅に捧げたいと思うようになり、夢だった“旅に生きる”一歩を踏み出したという。

 時はコロナ禍。会社を退職後、ゆうきさんはプログラミングを学びWEBエンジニアに。リモートワークが増えたことも、2人の決断を後押しする要因となった。極力、節約しながらも車で全国を旅できるため、2人はバンライフができるよう改造した車で旅をスタート。しかし、当初は「生活面での不安は大きかった」と振り返る。

【ゆうき】「フリーランスになったものの、思ったように生活できずに会社員に戻る人がたくさんいる現状を見ていましたので、簡単なことではないとはわかっていました。なので、とにかく2人して、リモートワークを8時間やったら、あと8時間はSNSに費やすとか、継続は力なりじゃないですけど、1年間は“走りながら考える”ことを大事に頑張ろうと話し合いました。ただ、まなみは頑張りすぎてしまう傾向があるので、体調や心を壊してしまうのではないかと心配で。好きなサウナでのんびりできる時間を作るとか、自分が運転している間、助手席でまなみが寝る時間をとれるようにするとか、休ませることを考えていました」

【まなみ】「当時は、とにかく毎日、ひたすら手を動かすことで、不安を解消していたように思います。ゆうきが気遣ってくれて、いろいろサポートしてくれていることは感じていて、ありがたかったですね」

 その経験から、「相手の大変さを理解することが円満の秘訣」と笑い合う2人。とはいえ、当時はそこまで思い至ることができず、喧嘩も多かったそうで…。