日本なら犯罪? テイラー・スウィフトのチケットを義妹に譲らず転売した米国の妊婦が話題

AI要約

米巨大ネット掲示板レディットの人気スレッドに投稿された内容。34歳の女性がテイラー・スウィフトのコンサートチケットを購入し、妊娠のため行けなくなったが、義妹にチケットを譲ることを断り、転売したことからトラブルが起きた。

読者の反応や論争が巻き起こる中、譲らなかったことに賛否両論がある。

チケット転売に関する法律違反の可能性も指摘されており、米国と日本の事情の違いが浮き彫りになっている。

日本なら犯罪? テイラー・スウィフトのチケットを義妹に譲らず転売した米国の妊婦が話題

 米巨大ネット掲示板レディットの「私ってろくでなし?」という人気スレッドに投稿された女性の投稿に注目が集まっている。

 投稿したのは、米カリフォルニア州サンディエゴに住む34歳の女性(以下Aさん)。米国の超人気歌姫のテイラー・スウィフト(34)が行っている世界ツアー「ジ・エラス・ツアー」で、今年12月6日にカナダのバンクーバーで行われるコンサートのチケットを2枚購入した。仲の良かった29歳の義妹と一緒に行くことになった。義妹は特にテイラーの大ファンというわけではないという。

 チケットを購入したのは昨年後半で、その後、Aさんは妊娠が判明した。出産予定日が12月7日ということもあり、「これは無理」と判断。義妹の娘がテイラーの大ファンなので、「額面で譲るよ」と提案したが、Aさんが行けないと聞いた義妹は「私もやめようかな~」などと答えた。

 それから数週間が経って、Aさんはチケットを転売することに。その旨を義妹に伝えた。すると義妹は「え~、私、知り合いと一緒に行くことを決めたのに」などと言う。

「私のチケットの使い方を何で勝手に決めてるの」とムッとしたAさんは、チケットを譲ることを断り、4000ドル(約57万2000円)で売ってしまった。

 これに義妹は激怒。Aさんとの連絡を一切断ち、絶交状態になっているという。

 Aさんはこうした事情を説明し、「義妹にチケットを譲らなかった私はろくでなしでしょうか?」とレディットに投稿したのだ。

 読者の反応はおおむねAさんに好意的で、「(義妹は)欲張りすぎだよ」「一度断ったんだから何も言えないでしょ」「チケットはあなたのもの。好きにする権利があります」などの意見が寄せられている。

 一方、《チケットを4000ドルで転売した時点であなたもろくでなし》という意見も。われわれ日本人の感覚は、こっちに近いかも?

 テイラーのコンサートチケットは東京公演のSS席で3万円。これを57万円で売ったら間違いなくチケット不正転売禁止法違反になりそう。「ろくでなし」どころか「犯罪者」に……。

 もっとも、米国ではネットで普通に転売されているようで、現在問題のバンクーバー公演は最低価格が1661ドル(約23万7000円)となっている。

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