国際情報オリンピック、金2名&銀2名で全員メダル獲得

AI要約

第36回大会国際情報オリンピックが2024年9月1日~8日、エジプトで開かれ、日本代表として参加した生徒4人全員がメダルを獲得した。

国際情報オリンピックは、高校生以下の生徒を対象として、数理情報科学の問題解決能力を競う国際大会である。

日本代表生徒は、金メダル2個、銀メダル2個を獲得する優秀な成績を収めた。

国際情報オリンピック、金2名&銀2名で全員メダル獲得

 第36回大会国際情報オリンピックが2024年9月1日~8日、エジプトで開かれ、日本代表として参加した生徒4人全員がメダルを獲得した。金・銀メダルそれぞれ2個獲得する成績を収めた4人全員に文部科学大臣表彰が贈られる。

 国際情報オリンピック(IOI=International Olympiad in Informatics)は、高校生以下の生徒を対象として、数理情報科学の問題解決能力をもつ生徒を見出し、その能力の育成を助け、各国の選手・教育者同士の国際交流を図ることを目的とした国際大会。競技日は2日。プログラミング言語は「C++」を利用し、選手は各日5時間で3問を解く。問題は、実社会で直面するさまざまな課題を模したもので、効率の良いアルゴリズムの設計と実装が求められる。

 参加できる選手は国・地域ごとに4名以下で、金メダルは参加者の約12分の1、銀メダルは約12分の2、銅メダルは約12分の3が受賞する。日本は1994年から3年間毎年2人の選手を派遣した後、9年間の中断を経て、2006年から毎年4人名の選手の派遣。直近では2022年と2023年大会の2年連続で4人全員が金メダルという快挙を成し遂げている。

 今年のエジプト大会は91か国・地域から362人の選手が参加。日本代表生徒は、金メダルを2個、銀メダル2個を獲得する優秀な成績を収めた。

 金メダルは、灘高校3年の尼丁祥伍さんと筑波大学附属駒場高校2年の太田克樹さん。銀メダルは、神奈川大学附属中学校3年の平澤由埜さんと筑波大学附属駒場高等学校3年の林涼太郎さんがそれぞれ受賞。今回の成績を踏まえ、文部科学省は9月9日、代表生徒4人全員に文部科学大臣表彰を贈ることを決め、Webサイトで公表した。