柴犬が突然の散歩“拒否” 抱っこをねだる顔に反響 「あーもう嫌になっちゃった」

AI要約

柴犬が散歩中に突然拒否する愛らしい姿が話題になっている。

飼い主が柴犬の気持ちを代弁し、共感を得て笑いを提供している。

柴犬の可愛らしいわがままについ笑顔になってしまうエピソード。

柴犬が突然の散歩“拒否” 抱っこをねだる顔に反響 「あーもう嫌になっちゃった」

 散歩がちょっぴり苦手な柴犬。しかも、外は大粒の雨が降る悪天候です。柴犬はしぶしぶ歩き始めたものの、途中で「もう嫌!」とばかりに突然立ち止まり、散歩を“拒否”してしまいました。その愛らしい様子が、X(ツイッター)で話題になっています。飼い主さんに詳しくお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

「カッパも許せないし

雨粒が顔に落ちてくるのも許せないし

なんなら飼い主の長靴が歩くたびズッポズッポ言うのなんてもう絶対許せない

あーもう嫌になっちゃった

抱っこちて

とおっしゃってます」

 話題の投稿にはそんなコメントとともに、散歩中の柴犬を収めた写真と動画が添えられています。

 激しい雨音が響くなか、首や体をブルブルと振って雨を払いながら、必死に歩く柴犬。しかし、途中で嫌になってしまったのでしょう。写真には、一転して「もう嫌!」とばかりに立ち止まり、頑なに歩こうとしない様子が写っています。“散歩拒否”を発動した柴犬は目を閉じ、さらにリードに引っ張られて持ち上がった頬がぷくっと膨らんで、まるで怒った子どものようです。

 投稿は反響を呼び、1.4万件の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「抱っこ決定だね」「イヤイヤ病……(笑)」「あるある すべてが嫌なとき」「仕方がないね……。思いっきり抱きしめてあげてください」などの声が寄せられています。

 注目を集めたのは、柴犬の男の子で2歳の「岳」くんです。

 柴犬を迎えたいと望んでいた飼い主さんでしたが、配偶者さんはいぬが苦手でした。しかし、静かな性格のいぬならばと、お迎えを承諾してくれたといいます。子いぬ期は暴れん坊で大変なこともありましたが、周りからアドバイスをもらいながら岳くんを育てるうちに、苦手意識もなくなったそうです。

 素敵なお名前は、飼い主さん夫妻の趣味である登山にちなんでいます。岳くんは、飼い主さんと一緒に登山へ出かけることもあるのだとか。自然を楽しみながら山道を歩くのが大好きで、すれ違う人にあいさつをするほどの“上級者”ぶりを発揮しています。

 ところが、家の周りの散歩はちょっぴり苦手なようです。平坦な道が退屈なのか、たびたびお腹を見せて寝転び“散歩拒否”をすることも。また、話題の投稿で岳くんが立ち止まってしまったのには理由がありました。

「岳は体が濡れるのが嫌いで、あまり気乗りしない様子でしぶしぶ歩いていました。一度は気分を切り替えて歩き始めたのですが『やっぱりもう嫌だ』というように立ち止まり、困り果てて写真を撮りました。最終的にはびしょ濡れの岳を抱っこして、私も泥だらけになって帰宅しました」

 その後、抱っこしてもらって無事に帰宅したという岳くん。飼い主さんがXに投稿した、岳くんの不満を代弁したコメントには多くの共感のリプライが寄せられました。

「岳らしいエピソードに、たくさんの方から共感してもらい、笑ってもらえてうれしかったです。もしもどこかで駄々をこねている岳を見かけたら、かまってやってください。きっとすぐにご機嫌で歩き始めると思います」

 岳くんがこうして甘えるのは、飼い主さんへの信頼の証。そんなかわいいわがままには、つい笑顔になってしまいますね。

○取材協力:岳 柴犬(@hikingshibaGAKU)さん