「業務用スーパー」好きの妻。コスパはよいと思うのですが、2人暮らしの場合本当にお得なのでしょうか?

AI要約

業務用スーパーは大容量の商品を割安で購入できるが、2人暮らしの場合にはコストパフォーマンスが検討される。業務用スーパーの価格を比較し、2人世帯にとってのお得さを検証。

業務用スーパーは一般のスーパーよりも安く販売されており、大容量やオリジナル商品もある。具体的な価格比較や商品例を提示して、コスパの良さを説明。

2人世帯の平均食費と業務用スーパーでの購入例を比較し、鶏肉のコスパを示す。肉類の月間費用との比較から、業務用スーパーの利用の妥当性を考察。

「業務用スーパー」好きの妻。コスパはよいと思うのですが、2人暮らしの場合本当にお得なのでしょうか?

業務用スーパーは大容量の商品を割安で購入できるなどのメリットがありますが、2人暮らしで消費すると考えた場合、本当にお得な買い物なのか疑問に思う方もいるでしょう。業務用スーパーは量の割にはコストパフォーマンス(コスパ)がよいのですが、単身世帯や2人世帯の場合、割高になる商品もあります。

本記事では業務用スーパーと一般のスーパーの商品価格を比較し、どれだけお得に買い物ができるかを解説します。2人暮らしの場合、業務用スーパーの商品は本当にコスパがよいのかも検証するため、節約をお考えの方はぜひ参考にしてください。

業務用スーパーとは、業務用サイズの商品がお得に購入できるスーパーマーケットを指し、飲食店だけでなく一般の方も利用可能です。業務用スーパーの場合、問屋などを通さずメーカーから直接仕入れているため、一般のスーパーより安く販売されているケースがほとんどです。

なかにはスーパーでは購入できない商品や、オリジナル商品を販売している店舗もあります。どのような商品がいくらぐらいで販売されているのか、次章でみていきましょう。

業務用スーパーでは表1のような商品が販売されている場合があります。一般のスーパーの値段と比較しながらみていきましょう。

表1

※筆者作成(2024年9月時点)

業務用スーパーの方が一般のスーパーより安く販売されていることが分かりました。

さらに、業務用スーパーでしか販売されていない商品や大容量の商品もあります。以下はその一例です(値段は2024年9月時点)。

・冷凍鶏もも肉角切り:900円(1キログラム)

・冷凍鶏もも肉:1万円(2キログラム×6)

・冷凍アボカド角切り:787円(500グラム)

ここでは冷凍鶏もも肉の値段を例に、業務用スーパーのコスパと2人世帯の平均食費支出を比較します。

総務省統計局の「家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、2人以上の世帯にかかる月平均の食費は、8万6554円だといわれています。そのうち、肉類にかかる平均費用は8205円です。

健康的な食生活を送るために必要な鶏肉の量は、1日あたり40~100グラム程度といわれています。前述したように、ある業務用スーパーでは、冷凍鶏もも肉が1キログラム900円で販売されており、2人で200グラム食べた場合に5日はもつでしょう。毎日鶏肉を食べるわけではない場合、3日に1回食べたとしても15日分はある計算です。

3日に1回食べた場合、1ヶ月で換算すると毎月の肉類にかかる平均費用である8205円の22%程度しか占めていないため、コスパがよい買い物といえるでしょう。