さや姉の美容お悩み相談室。Vol.5

AI要約

40代の女性が毛穴の悩みとファンデーションの使用について相談しています。ファンデーションを塗りすぎることで肌がくすんで見える問題に対して、エキスパートがアドバイスを提供しています。

アドバイスとして、ファンデーションを塗る必要はないという考え方や、マスクを外すことで肌の状態を良くすることを提案しています。また、ファンデーションを塗らない選択もあり、40代半ばのエディター自身がその方法で肌の状態が改善した経験を共有しています。

最終的に、他人が気にするほど毛穴やファンデーションの具合は重要ではなく、肌の明るさや健康的な印象が大切だというメッセージが伝えられています。

さや姉の美容お悩み相談室。Vol.5

美容担当歴25年以上になるフィガロ編集部エディター、加藤さやかこと、さや姉が基本辛口にてお答えする美と健康のお悩み相談室。第5回目のお悩みは?

今日のお悩み

毛穴が気になって、いつもファンデーションをつい塗りすぎてしまいます。夕方には顔が黄色くくすんで見えることも。マスクで隠せていますが、外した時に肌もマスクも汚くて......。職場の席の周りの人がみんなマスクをしているので外せずにいます。ベースメイク、自然に仕上げるにはどうしたらいいでしょう? (40代 会社員)

誰のために、何でファンデーションを塗っているのか? 外出時にはファンデを塗るもの、と誰が決めたんでしょうね。多分、メイクする=社会できちんとした人に見られるため、と思うのですが、それが汚く見えたら元も子もない。1日中肌につけるもの、自分が快適であることを優先していいんじゃないでしょうか。

まず、自分が健康ならマスクを外してみては? するしないは個人の自由ですが、マスクの中は蒸れて毛穴が開き、ファンデや口紅が付いたり、雑菌が繁殖したりと、かえって衛生的ではないことも。口元が固定され顔が動かないことでたるみも進行します。こうして肌を、顔を、見せたくなくなる悪循環に陥るのをコロナ禍でひしひしと感じました。

が、マスクをする前提なら、いっそ塗らない、も選択肢。私自身、40代半ばくらいにファンデを習慣的に塗ることをやめました。年々、隠したいと思って塗るとかえって老けて見えるようになり、毛穴落ちした崩れ具合が素肌より汚く見える。歳を重ねると、重要なのは「清潔感」。特別な時にはファンデを塗るけれど、通常は色付きのUV下地とルースパウダーだけにしてみました。そうしたら日中の肌が軽く、メイクオフが簡単になり、クレンジングによる肌の負担が減る→肌状態が安定する、という結果に。

そもそも他人はこちらの毛穴なんか見ちゃいません。気になるのは鏡をのぞき込んだ自分だけ。一歩下がって、肌の明るさ、ツヤ、血色があるかどうか。これらを意識したほうが人に与える印象も良いし、自分のメンタルも健康です。