【MEGUMI×大野真理子】“生涯現役界隈”の2人が語る「40歳からの美容、どう向き合う?」

AI要約

40代の肌や体の変化について、MEGUMIさんと大野真理子さんがビューティトークをしています。40代特有の具合の悪さや肌の変化、ケア方法などについて話しています。

お二人はそれぞれのケア方法やトリセツを持ち、体の不調や肌トラブルにどう向き合っているかを共有しています。

将来に向けて、常に新しいことにチャレンジし、自分を発展させていく姿勢を大切にしたいと話しています。

【MEGUMI×大野真理子】“生涯現役界隈”の2人が語る「40歳からの美容、どう向き合う?」

肌や体などの変化が顕著に現れ始める40代。この思いがけない揺らぎを、どう受け入れ、どのようにケアをする? 初顔合わせでもあるMEGUMIさん・大野真理子さんのお二人が同世代ビューティトークに花を咲かせます!

ーー“肌の曲がり角”と言われるような30代とはレベルが違う、本格的なエイジング端境期を迎える40代。そんな世代ど真ん中なお二人は、どのような変化を感じましたか?

[MEGUMI] 30代は寝不足とか風邪とか、理由のある具合の悪さなんだけど、40代に入った途端に“理由なき具合の悪さ”を感じていましたね。めちゃくちゃ調子良い!なんて日はほぼない、みたいな(苦笑)。

[大野] わかります。天気がすごくいいはずなのに頭痛がするとか。

[MEGUMI] 体調不良からのビジュアルの落ち込みも激しくて。肌の色がくすんだり、変なところにシワができたり……。トライ&エラーのエラーがずっと続いている感じ。

[大野] 悩みも複合的になりますしね。以前だったら美白ケアをしておけば自ずと肌に透明感が出たのに、くすみ悩みにしても、酸化やら糖化やら巡りの悪さやら、あらゆる要因が複雑に絡み合っているので、1つのケアじゃ追いつかない感じ。

[MEGUMI] 一度落ちてしまうと、そのリカバリーには時間がかかっちゃいますしね。しかも要因が複合的だと、色々手をかけたところで間違っていたら挽回が難しい。健やかに人生をサバイブするためにも、自分のトリセツを持つことは大事!

[大野] 不調から己が見えることもありますしね。自分を知り、先回りをしてケアをする。そうすれば、いざというときガクッと落ち込まない。予防は最大の防御ですから。

ーーお二人は、どのようなMy“トリセツ”を持ち、防御&リカバリーケアをしていますか?

[大野] 私は抗酸化・抗糖化・血流はずっと意識しています。特に年齢を重ねると巡りが悪くなるから、ダメージや老廃物を溜め込んじゃう。見逃してしまいがちだけど、確実にパフォーマンスが下がるんです。

[MEGUMI] その日のダメージは、その日のうちにケアしないと、ズルズル蓄積されちゃうんですよね。

[大野] そうなんですよ。だから私は、炭酸パックや運動をして血流が滞らないようにしています。巡りが悪いと、考えまで凝り固まっちゃう気がするので、隙間時間にオフィスの階段を昇り降りしたり。

[MEGUMI] 私も睡眠・運動・食事でなるべく“溜めない”体を目指していますが、それでも不調を感じたら三カ月~半年に1回、10日間限定の若玄米生活に切り替えるんです。1日2合の若玄米と具沢山のお味噌汁、そこにじゃこなどをトッピングしただけのシンプルな献立で、ひたすら100回目指して咀嚼。体の中がリセットされるので、肌だけでなく、マインドまで整うんです。

[大野] それは気になる! 私も最近、カフェイン断ちして調子が良いので、若玄米もやってみようかな。

[MEGUMI] ぜひ! 肩こりや腰痛、便秘まで改善されますよ。前回は、お腹い っぱい食べてるのに、ウエストが5センチも減っていました。

[大野] たった10日で? すごい!

[MEGUMI] 面倒な家事も“やっちゃえるわ!”って戦闘力が増す感じで。自分を整える方法を知っているおかげか、昔よりも忙しいはずなのに今の方が確実に元気です。

ーーフィジカル的にも、メンタル的にも年々パワーアップしているお二人。今後はどのように年を重ねていきたいですか?

[大野] いつまでもセンターに踊り出る必要はないんだけど、“ちょっと端でやらせてもろて良いですか?”的な精神でいたいですね。気持ち的に現役を降りないでいたい。

[MEGUMI] 私も同じ感覚。“私はおばさんだから”って舞台から降りちゃうと、誰ともコミュニケートしない、進化しない感じがあるから、そこはもったいないかなって。以前、美容のイベントをやらせてもらったときに、70~80代の方が一生懸命メモを取っていたんですよ。もう、その熱心な姿が美しくて。

[大野] 素敵ですね! 年齢関係なく綺麗になりたいという気持ちは、何にも変え難いパワーがありますよね。

[MEGUMI] そうなの。だから私も、いくつになっても、好奇心を絶やさず、素直に柔軟に前を向いて歩いていきたいなって思っています。

[大野] うんうん。私も死ぬまで面白いことをインプットしたいし、興味があることは挑戦し続けたい。落ち着いたら引退して花を愛でる、みたいなジャンルにも所属していないので(笑)。生涯現役界隈で頑張ります。

[MEGUMI] 私も同じ界隈ですね。

[大野] MEGUMIさん、メイク中に英語の勉強をしていましたよね。多忙なのに努力を重ねていて素敵。

[MEGUMI] 最近、1日2回の英会話レッスンを始めたんです。新しいことにチャレンジするときって、めちゃくちゃ面倒くさいじゃないですか。でも、一歩を踏み出すだけで良い刺激がもらえたり、新しい自分を発見できたりもする。

[大野] そうなんですよね。いくつになっても新しいことを受け入れ、学ぶ姿勢って大事。私は最近、娘から若者文化を学んでいます。

[MEGUMI] どのジャンルでも、自分の価値観と違うからって拒絶しないことも大切ですよね。まずは様子見でも良いから覗いてみると、楽しい世界が広がるかも!

●美容家 大野真理子さん

1979年7月25日生まれ。神奈川県出身。アパレルやスキンケアブランドの経営など多方面で活躍。スキンケアや美容医療への豊富な知識から「皮膚の変態」との異名を持つ。愛称は真理子様。

●俳優 MEGUMIさん

1981年9月25日生まれ、岡山県出身。映画やドラマ、バラエティ番組などで活躍。金沢のカフェ「たもん」を経営する傍ら、ドラマの企画・プロデュースも。スキンケアブランド「Aurelie.」も手がける。

MAQUIA 10月号

撮影/柴田フミコ(人物) 久々江 満(物) ヘア&メイク/エノモトマサノリ(MEGUMIさん) 小澤 桜〈MAKEUPBOX〉(大野さん) スタイリスト/ミク(MEGUMIさん) 取材・文/谷口絵美 構成/火箱奈央(MAQUIA)