JR大阪駅北「グラングリーン大阪」ついに開業へ。“関西最後の一等地”に緑の都市公園つくる大規模再開発、一部商業施設/ホテルもオープン

AI要約

JR大阪駅北側の大規模再開発プロジェクト、うめきた2期区域「グラングリーン大阪」が先行まちびらきを行ないました。総事業費約6千億円をかけて進められ、公園や商業施設、ホテルがオープンしました。全体まちびらきは2027年度を予定しています。

北街区の施設が開業し、公園の一部も開園しました。オープニングセレモニーでは大勢の来場客が集まり、まちびらきのカウントダウンも行なわれました。

うめきた2期地区開発プロジェクトは、2013年のグランフロント大阪に続く大規模なプロジェクトであり、南街区の開発も進行中です。

 JR大阪駅北側の大規模再開発プロジェクト、うめきた2期区域「グラングリーン大阪」で9月6日、先行まちびらきが行なわれた。“関西最後の一等地”と呼ばれた梅田貨物駅跡地を活用し、三菱地所を代表とするグラングリーン開発事業者JV9社が総事業費約6千億円をかけて進めてきたもので、総面積は約9万1000m2。駅直結の都市公園としては世界最大級の4万5000m2を誇る「うめきた公園」を中心に、南街区と北街区で構成される。

 今日の先行まちびらきでは、その北街区の北館(地下3階・地上26階建て)に入る商業施設「グラングリーン大阪 ショップ&レストラン」(公園内施設を含め20店舗)、研究者やベンチャー企業が新たなアイデアを創造・発信する中核機能施設「JAM BASE」、日本初進出のホテル「キャノピーby ヒルトン大阪梅田」などが開業。また、サウスパーク全面とノースパーク一部が開園したほか、公園の南北をつなぐ「ひらめきの道」が一部区間で開通した。これにより、全敷地の約4割が完成となった。

 2013年開業の大型複合施設「グランフロント大阪」(うめきた1期地区開発事業)に続き、2024年9月6日の先行まちびらきを経て、2025年春ごろには現在工事中の南街区の商業施設やオフィス、ホテルが入る南館が開業。2027年度に、全体まちびらきを迎える予定となっている。

 この日は、うめきた公園サウスパークにある全長約120mの大屋根イベントスペース「ロートハートスクエアうめきた」と隣接する芝生広場を会場に、「グラングリーン大阪」オープニングセレモニーが開催。Osaka Shion Wind Orchestra(大阪市音楽団)よる演奏、バルーンやバブルマシーンなどによる演出のあと、大勢駆け付けた一般来場客らとともにカウントダウンを行ない、午前11時すぎ、晴れてまちびらきとなった。