ノンアルコールビール「ハイネケン0.0」が6缶パックで登場!飲み会での“アルハラ”についての調査結果も

AI要約

2024年におけるノンアルコールビールの流行と大手メーカーの新商品展開、さらにはHeinekenのノンアルコールビール「ハイネケン0.0」の6缶パック販売開始について。

若年層を中心にノンアルコールビールの支持が高まりつつあり、アンケート結果から宴会でのアルコール選択に関する悩みが浮き彫りになっている。

今後、社会では自由な選択が尊重される宴会文化が広がっていく可能性が示唆されている。

ノンアルコールビール「ハイネケン0.0」が6缶パックで登場!飲み会での“アルハラ”についての調査結果も

2024年もノンアルコールビールの流行は続き、大手ビールメーカーによるさまざまな新商品が登場。ノンアルコールを取り扱う飲食店も増えている。

そんななか、海外ビールの国内売り上げNo.1を誇る「Heineken」(ハイネケン)のノンアルコールビール「ハイネケン0.0」の6缶パックが、2024年8月中旬より順次販売開始。2023年10月に日本上陸を果たしてから人気急上昇中の「ハイネケン0.0」がまとめ買いできるようになった。

■「ハイネケン0.0」がパック販売にいたった理由

実は2023年に日本で販売されたノンアルコールビールの約4割(37%)は6缶パックのもので、今回はその需要に応える形で6缶パックの販売にいたったそうだ。

「ハイネケン0.0」の特徴は、通常のビールと同様に醸造し、のちにアルコールだけを除去する「脱アルコール製法」がもたらす、本物のビールと遜色のない本格的な味わい。2017年の販売開始以来、世界114カ国で支持されており、ノンアルコールビールとしては世界No.1の売り上げを誇っている。

「ハイネケン」はグリーンをブランドの象徴としているが、「ハイネケン0.0」は鮮やかなブルーのラベルを採用し、ひと目で違いがわかる仕様だ。

■若年層を中心にノンアルコールを支持

2024年にハイネケン・ジャパンが行った消費者動向リサーチによると、世界的に若年層(18~34歳)の間で定期的な飲酒をする人が減少し、飲酒をしなくなった人が増加傾向にあるという。この傾向は先進国、特に日本、アメリカ、カナダに集中していることも判明。また、これらの国の若者の間では孤立感や不安感が高まり、周りとの一体感を求める傾向が強くなっているそうだ。

続いて2024年5月に、ハイネケン・ジャパンはLINEヤフー株式会社との共同企画で20~60代の男女1000人にアンケートを実施。飲み会でよく聞く「とりあえずビール!」という注文に対してどう感じているのか、といった内容だ。「アルコールを控えたい日の会社の飲み会。乾杯の1杯目はどれを選びますか?」という設問には、38%が「ノンアルコールビール」と回答。一方で、約33%が「ビール、あるいはビール以外のアルコール飲料」と答えた。その理由として「場の雰囲気を壊したくないから」との回答も複数あったという。

さらに、「『とりあえずビールでいいよね?』と言われたらアルコールハラスメントと感じる」と回答した人が約4人に1人という結果に。一定数の人が「アルコールを飲む・飲まないは押し付けるべきではない」と考えていることがわかった。

アンケート結果のとおり、宴会の場での悩みはまだまだ尽きないのが現状だ。今後、個人が好きなドリンクを好きなときに、堂々と乾杯できる社会は作られていくのだろうか。ハイネケン・ジャパンの動向からも目が離せない。