「節約のために洗濯槽の掃除はしない」という母。本当に節約になっているのでしょうか? 衛生面が心配です…。

AI要約

洗濯槽の掃除は電気代や時間の問題から怠ってしまう方もいるが、その結果衛生面でリスクを伴うこともある。

洗濯槽のカビは洗濯頻度が少ないほど発生しやすく、黒や茶色のカスがつく原因にもなる。

Panasonicの洗濯槽のお手入れ方法を参考に、低コストながら効果的な洗浄方法が紹介されている。

「節約のために洗濯槽の掃除はしない」という母。本当に節約になっているのでしょうか? 衛生面が心配です…。

「洗濯槽の掃除は電気代がかかりそう」

「洗濯槽の掃除は時間がかかる」

このような理由から、洗濯槽の掃除をしていない方もいるのではないでしょうか。

本記事では、洗濯槽の掃除をしないことでどの程度の節約になるか、またそれが衛生面でどのようなリスクを伴うかを解説します。洗濯槽掃除の目安や方法についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

洗濯槽は、洗濯をすることで石けんカスや水アカなどの汚れがたまるため、定期的な掃除が必要です。比較的新しい洗濯機であってもカビ発生による汚染が始まっている恐れがあり、使用年数にかかわらず掃除しなければなりません。

また、毎日洗濯している場合と週2~3回ペースの洗濯では、カビの発生しやすさが異なります。洗濯槽のカビは、洗濯頻度が少ないほど発生しやすく、特に1人暮らしの方の場合は、平均よりも洗濯頻度が少なくなりやすいため、カビによる汚染が起こりやすい点に注意が必要です。

しっかり洗濯しているにもかかわらず、衣類に黒や茶色のカスがついていた経験がある方も多いのではないでしょうか。

洗濯後についている黒や茶色のカスの正体は、洗濯槽で発生したカビです。何度洗濯してもカスがついている場合には、洗濯槽の掃除が必要ということになります。

洗濯槽のカビをそのままにしておくことで、洗濯後に汚れやカスがついてしまうだけでなく、悪臭が残ってしまうケースも多くみられます。また、カビのついた衣類を身につけることによって、カビを吸い込んでしまい、最悪の場合にはアレルギー症状を引き起こす恐れもあります。

洗濯槽の掃除をする場合には、洗濯機に備わっている洗浄機能を活用するのが一般的です。本記事では、Panasonicが推奨する洗濯槽のお手入れ方法を参考に、発生する電気料金や掃除にかかる時間について見ていきましょう。

Panasonicが推奨するお手入れ方法は、次のとおりです。

・すすぎ前に「自動槽洗浄」

・洗濯後に「カビ菌除菌」

・洗濯後に「自動槽乾燥」

すすぎ工程の際に、きれいな水を追加して洗濯槽の汚れを落とす「自動槽洗浄」機能は、衣類をすすぐ前に約3分間の洗濯槽洗浄を行います。公益社団法人「全国家庭電気製品公正取引協議会」が設定している電気料金目安31円/kWhを基に計算すると、1回の洗浄にかかる電気代は約0.2円です。

自動槽洗浄以外にもさまざまな機能が採用されており、所要時間は30分~3時間、電気代は1回の運転で20~30円と低コストでお手入れできます。