水を守る日本の高い技術力を示す機会 技能五輪国際大会で世界と競う 知ってる?!

AI要約

日本の高い水道技術が世界で活躍する若手技能者の物語。水道水を飲める国として知られる日本から、大会への出場が期待される若手が語られる。

水ingグループの若手技能者、髙島さんの取り組みや大会への意気込みが紹介される。日本の技術力を示す機会として、準備が進められる。

髙島さんや指導役らの熱い想いが語られ、水を守る技術の重要性や環境保護への貢献が強調される。

水を守る日本の高い技術力を示す機会 技能五輪国際大会で世界と競う 知ってる?!

蛇口をひねれば、流れるおいしい水-。わが国は水道普及率が約98%と高いだけでなく、水質も良く、世界でも珍しい「水道水をそのまま飲める国」として知られる。

こうした「水技術」の腕前などを競う国際大会が9月10日、フランスのリヨンで開幕する。若手技能者の親善のため2年ごとに開かれる「技能五輪国際大会」で、日本からは水インフラ大手「水ing(スイング)」グループで、上下水処理施設の維持管理を担う水ingAMの髙島旺亮さん(22)が出場する。

前回大会では同社所属の山﨑翼さんが日本勢として初出場し、銅メダルを獲得した。2大会連続のメダルに期待がかかる。競技は4日間、中央監視室での運転制御や機器の修繕、水質管理などの各課題に制限時間内に取り組み、幅広い分野の技術力を競う。

髙島さんは普段、下水処理場で水質検査や施設の維持管理に従事、有害物質が排水に残らないよう監視している。天候や季節によって汚水や川の状態が変わるため、高い技術が必要だという。大会に向け同社は各分野の熟練技能者らがチームを組んで、代表候補の若手を指導してきた。

髙島さんの指導役で、大会運営も支える同社の相馬良夫さん(57)は「速さと正確さが求められる難しい競技だが、日本の高い技術力を示す機会」と期待する。髙島さんは「水を守る技術は環境保護にもつながる。練習の成果を出し切り、金メダルを取りたい」と意気込んでいる。(取材協力 水ing)