サーファーの自然復元活動でダイヤモンドヘッドが一変

AI要約

サーファーらしい思いから始めたクリーンナップ活動は、環境活動に発展し、クイレイクリフスビーチパークの光景を変えた。

久保田亮さんが立ち上げた非営利団体〈クイレイクリフス〉は、ダイヤモンドヘッドにある場所を視界が開け、ローカルの憩いの場所に変えた。

コロナ下で人の活動が止まり海の透明度が高まったこともあり、活動は更に加速し、ダイヤモンドヘッドの自然豊かな環境の復元を目指す。

サーファーの自然復元活動でダイヤモンドヘッドが一変

世界のフィットネスの話題をお伝えする「WORLD FITNESS NEWS」。今回は、サーファーらしい思いから始めたクリーンナップ活動について。

そもそもは「大切なホームスポットをきれいにしよう」というサーファーらしい思いから始めたクリーンナップが、環境活動を展開するまでにスケールアップ。2023年に非営利団体〈クイレイクリフス〉を立ち上げた久保田亮さんのアクションは、ダイヤモンドヘッドにあるクイレイクリフスビーチパークの光景をガラリと変えた。

以前はうっそうとした雑木林で治安も危ぶまれたところが、視界が大きく開けたことで大海原を一望できる、ローカルの憩いの場所になったのだ。行ったのは外来種の木々や雑草を除去し、ハワイの固有種に植え替える、などの地道な手作業。

コロナ下に「人の活動が止まり海の透明度が明らかに高まった」ことの実感も、活動にさらなる拍車をかけた。今では自治体のサポートも獲得。引き続き“古の時代に見られた自然豊かなダイヤモンドヘッド”の復元を目指す。

OSANAI TAKASHI/東京都出身。サーフィンやビーチまわりのカルチャーに造詣が深く、世界各地の海で取材と執筆をする。著書に『海と暮らす~SEAWARD TRIP』がある。

edit: Takashi Osanai