アンゴラ村長「これぐらいだったらいいんじゃないか」という露出具合のものを選んでいます

AI要約

アンゴラ村長のデジタル写真集『151センチ、48キロ』が大ヒットを記録し、普通体重の美しさの概念を変えることに成功した経緯。

アンゴラ村長が自ら身長と体重をタイトルにしたこの写真集を出すことになったきっかけと、タイトルを決める過程。

普通体重である自身をそのまま見せるというコンセプトにこだわった理由や、自らの身体イメージについての考えを明かす。

アンゴラ村長「これぐらいだったらいいんじゃないか」という露出具合のものを選んでいます

写真集と言えばスタイル抜群のアイドルが出すものと言う常識を打ち破り、“普通体重”である私をそのまま見せるというコンセプトで作られたアンゴラ村長のデジタル写真集『151センチ、48キロ』(講談社)が大ヒット。美しさの概念を変える写真集はいかにして生まれたのでしょう?

自身の実際の身長と体重をタイトルにした、お笑いコンビ「にゃんこスター」アンゴラ村長の1stデジタル写真集『151センチ、48キロ』(講談社)が1万ダウンロード突破しました。発売から1カ月と数日での1万ダウンロード達成は、デジタル単体の写真集としては驚異的な数値です。

日本肥満学会が定義する「普通体重」のアンゴラ村長の写真はなぜ異例のヒットを博したのか──。今、ネタだけでなく、そのルックスも注目を集めているアンゴラ村長に、写真集のこと、そして、「美しさ」について話を聞きました。

── 今日、着ているワンピースは私物ですか? 可愛いです。シルエットも素敵ですね。

アンゴラ村長 はい、自分で買ったものです。

── キラキラ輝く靴下も可愛いですね。

アンゴラ村長 なんとなくLEONってこんな感じかなって思って(笑)。

── ご配慮、ありがとうございます、とてもお似合いです。今、Web LEONでは、「美しい人」をテーマとした特集を進めていまして、写真集が大ヒットしているアンゴラ村長さんにもぜひお話を伺いたいと思いました。まずは、写真集を出すことになったきっかけを教えてください。

アンゴラ村長 編集者の方に「写真集を作りませんか」と声をかけていただいたんです。写真集って、タレントになった証って感じじゃないですか(笑)。やれるものならやらせてくださいと受けさせていただきました。

── 『151センチ、48キロ』と、アンゴラ村長さんの実際の身長と体重をタイトルとしているのもインパクト絶大です。タイトルは誰が考えたんですか? アンゴラさん?

アンゴラ村長 そうです! 私から提案させていただきました。写真集の発売をきっかけに、今日のように、今の世の中における美の在り方や、ありのままの自分でいることなどについて聞いていただく機会も増えて、仕事が舞い込むいいタイトルが付けられたなと思っています(笑)。ただ、この前、健康診断を受けたら、152センチ、49キロで、ちょっと違っちゃってました。すみません……。

── (笑)。写真集に関するインタビューもいくつか拝見しましたが、写真集のためにカラダを絞ることなく、自然体のものにすることに決めたと、おっしゃってましたね。これもアンゴラさんの提案だったんですか。

アンゴラ村長 はい、今回の写真集、2200円なんです。私は坂道系のアイドルの方が好きで、いえ、好きというか尊敬しているのですが(笑)、私がその方たちと同じような値段で、私が写真集を出すのってどうなんだろうと思って。アイドルの方って、美しくいるために、日々努力されているし、それを含めてお仕事だと思うんです。そうではない私が一朝一夕で痩せたとてなんの意味があるんだろうって考えたんです。でも、“普通体重”である私をそのままお見せできるなら、少しは意味があるのかなって。結構、意味を求めてしまうタイプなんです、私(笑)。

── 自分が日本人女性の普通体重であることはもともとご存知だったんですか。

アンゴラ村長 2、3年くらい前に痩せようとしていた時期があり、その時、自分がどう位置にいるかを調べたところ、日本肥満学会の規定では普通体重の範囲内であることを知りました。