大人気ジレはこう着こなす！残暑が続く時期に大活躍 お仕事服ならベージュやブラウンを
ジレ（ベスト）は涼しく過ごせるアイテムであり、欧米のおしゃれ達人たちが着こなしを披露しています。
ジレの人気の理由や着こなし方について解説し、トップス使いも注目されていることを紹介します。
カラートーンの調和や鉄板コンビネーションなど、ジレの着こなしのポイントを示しています。
見た目以上に涼しく過ごせるジレ（ベスト）のファンが増えています。
両袖がないから、風が通るのに加え、オフィスにふさわしい節度や大人感を保ちやすいアイテムです。シャツやブラウスに重ねるだけで、凜（りん）としたムードも演出できます。今回は欧米のおしゃれ達人が披露した街中ルックを手がかりに、ジレの新しい着こなし方をご案内します。
ジレが人気を集める理由は「温度調節が楽」「分量がかさばらず、すっきり見える」「手持ち服のムードが変わる」など、いろいろあるようです。
レイヤード（重ね着）に向くので、ロングシーズンにわたって使いやすいのもジレならではの長所。シャツに重ねる着方が一般的でしたが、近ごろはTシャツやワンピースとのコーディネートも広まってきました。
ジレを単体で着る「トップス使い」も登場しています。
目立ち過ぎない自然体でジレをまとうなら、カラートーンの調和を意識するとよいでしょう。ワントーンではなく、近い色同士でそろえた「ニアトーン」は、落ち着いた着映えに整えやすい組み合わせ。上品で穏やかなムードを備えたベージュ、ブラウン系はお仕事ルックにも取り入れやすいカラーです。
自然界の土色に由来するテラコッタ色のシャツにブラウンのロングジレを重ねました。ボトムスはほんのり裾広がりのメンズ風ベージュ系パンツをチョイス。濃淡や色合いを少しずつずらした「トーン・オン・トーン」は、曖昧なニュアンスを醸し出す「技あり」のスタイリングです。
全体がなじんで映る一方、スーツ的な統一感はないので、こなれた雰囲気に仕上がります。手持ちの単体パーツを自在に組み合わせやすいのもこの着方のいいところです。
すっきりした印象に仕上げるなら、「黒×白」の鉄板コンビネーションがおすすめです。黒ジレはシックに映りますが、逆に白ジレを選べば、さわやかさと意外感が強まります。黒系ボトムスとの組み合わせで、腰から下をシャープに見せやすいのも「上白×下黒」のよさです。
オスカー俳優のジェニファー・ローレンスさんは新郎の婚礼服から抜き出してきたような白のジレを着てニューヨークの街へ。端正な仕立てのジレをシャツ抜きの1枚でトップスのように着こなしました。
あちこちから素肌があふれて、ハンサムとフェミニンが交差するかのよう。黒パンツで合わせて、ミニマルにまとめ上げました。ノースリーブでも品格を保てるのは、紳士服ライクなジレだから。暑さが厳しい時期に参考になります。シャツやブラウスに重ねれば、オフィスでもしっかり「様」になります。
