2024沖縄全島エイサーまつり特集(2) 高志保青年会「地域の伝統芸能から取り入れた振り付け」が特徴

AI要約

沖縄全島エイサーまつりに向け練習に励む読谷村・高志保青年会の魅力を紹介。

比嘉野乃花会長を中心に、ダイナミックな演舞や伝統と現代の融合が見どころ。

全力でまつりを盛り上げる高志保青年会は、県内外にも愛される存在。

2024沖縄全島エイサーまつり特集(2) 高志保青年会「地域の伝統芸能から取り入れた振り付け」が特徴

沖縄県内各地の青年会にとっての大舞台、沖縄全島エイサーまつり。

出演団体を4回に渡って紹介する企画。

2回目となる今回は、ダイナミックな動きや踊るようなバチさばきなど独特な演舞が魅力の読谷村・高志保青年会。

力強い太鼓の音と華やかな手踊り。全島エイサーに向け練習に励む高志保青年会。

1960年に結成された高志保青年会は、16歳から25歳までの男女46人で構成されている。

戦前から伝わる伝統を残しつつ、見る人を楽しませるダイナミックさが魅力だ。

メンバーを束ねるのは比嘉野乃花さん。

長い歴史を誇る高志保青年会で初めての女性の会長。

高志保青年会 比嘉野乃花会長:

2023年までは副会長だったのでゆったりしていた部分はあったので、皆に気合い入れながら練習中も盛り上がっているのが高志保青年会。

盛り上げるようにしていますし、後輩たちにも優しく声掛けしています

當山唯華さん:

男性の会長だと女性の踊りと男性の踊りは違うので、相談することが中々できなかったんですけど、今年は親身に聞いてくれて助かっています

過去に青年会長を務めた青年会OBの喜友名繁成さんは、今年の全島エイサーでは

比嘉会長や後輩たちをサポートしようと地謡として参加する。

青年会OB 喜友名繁成さん:

すごい盛り上がっていて、女性ならではの雰囲気の明るさが出ている青年会だなと特に今年は感じますね。後輩たちにもエイサーの楽しさを伝えてほしい。

見る人を楽しませる高志保エイサー。

その魅力を広めるため多くのイベントに出演していて、読谷村で初めて開催されたうたの日コンサートや、県外での交流イベントなどに村代表として参加。県の内外に多くのファンがいる。

高志保青年会 比嘉野乃花会長:

すごい嬉しいです。よくSNSでも「今年全島エイサー出ますか?」って聞かれたりするので、人気なんだなって改めてわかった

高志保エイサーの1番の見せ場が「唐船ドーイ」の振りつけ。

頭の上まで掲げた締太鼓をつま先で打ち鳴らす振りつけは、高志保地域に伝わる「馬舞」(ウマメー)という伝統芸能から取り入れられている。

高校一年生の大城唯斗さんは、今年から青年会へ参加し締太鼓を担当している。

念願の全島エイサー出場へ向け練習にも熱が入る。

大城唯斗さん:

去年までは見る側だったので、とてもかっこいいなと思って高志保青年会に入った。

実際やってみるととてもきつくて、やっぱり練習しないとカッコよく魅せれないんだなと思いました。もっと綺麗に全島エイサーまでに仕上げたい。

今年の全島エイサーに読谷村から参加するのは高志保青年会のみ。

比嘉会長は村代表として全力でまつりを盛り上げたいと意気込む。

高志保青年会 比嘉野乃花会長:

大成功させたいという気持ちがずっとあって、高志保青年会を県内だけではなく県外にも発信できればなというのがあるので、気持ちは熱くなっています。

自分たちも楽しんで演舞したいと思います

見る人を楽しませるエイサーを目指す高志保青年会。

受け継がれてきた歴史と伝統を太鼓の音にのせ会場を盛り上げる。

(沖縄テレビ)