プランクトンがいないと地球は滅亡する!?身近な水辺で見つかるので自由研究にも! 担当編集者が教える小さくて不思議な生き物の秘密。【図鑑NEOポケット『プランクトン』】

AI要約

プランクトンは、水流に逆らって泳げずゆらゆら漂う水生生物であり、図鑑を通じてその美しさや多様性を知ることができる。

"プランクトン"図鑑の編集者が、地球上での重要性や魅力について語る。

多くの国内外のカメラマンや研究者による美しい写真が掲載され、プランクトンの美しさがアートとしても表現されている。

プランクトンがいないと地球は滅亡する!?身近な水辺で見つかるので自由研究にも! 担当編集者が教える小さくて不思議な生き物の秘密。【図鑑NEOポケット『プランクトン』】

プランクトンは、とても小さな生き物というイメージですが、大きさは関係なく、水流に逆らって泳げずゆらゆら漂う水生生物のことを指すのです。実はとっても身近で、たくさんの発見が隠れている魅力的な生き物。図鑑を見ると、その美しさやおもしろい生態のとりこになる子が続出! 『プランクトン』図鑑の編集者・小林由佳さんに、知られざる生態について伺いました。

――図鑑を見ると、プランクトンってこんなにきれいでたくさんの種類があるんですね。この図鑑を作ったきっかけは?

小林:きのこの図鑑でお世話になった先生に、「子ども向けのプランクトン図鑑を作れないかと言っている研究者がいるんだけど」と、著者の1人の仲村先生を紹介してもらったのが始まりです。まだプランクトンのことは右も左もわからない状態でお話を聞くことになったのですが、開口一番「プランクトンがいないと地球は滅亡するんですよ」とおっしゃるので、「もしや陰謀論!?」と驚いたものでした(笑)。よく話を聞くと、地球上の酸素の半分以上は海で作られていて、そのほとんどは植物プランクトンが生み出している。それに海の生態系を支える存在で、プランクトンがいなければ地球は食料危機に陥る。そのくらい地球上で重要な役割を持っているという話でした。今まで全く興味がありませんでしたが、「確かにすごいし、おもしろそう!」と思いました。

いままでも子ども向け図鑑で水の生物の図鑑は何種類かあったのですが、プランクトンを中心とした小さな水生生物が500種類も掲載されているものはこれが初めてだと思います。図鑑としてのビジュアルの美しさにはこだわりました。この図鑑は、国内外の水中カメラマン、研究者やハイアマチュアの方々から美しい写真を片っ端からお借りしました。プランクトンの美しさに魅了されて、アートとして撮影を行っている方も少なくありません。顕微鏡をのぞくと、本当にきれいで感動しますよ。