日ソ合作黒沢映画、主役の像設置 ロシア極東ウラジオストク空港

AI要約

黒沢明監督がロシア極東の少数民族猟師と探検隊長の交流を描いた映画「デルス・ウザーラ」で主役となった2人の銅像がロシア極東ウラジオストクの空港前に設置された。

設置されたのは、民俗学者ウラジーミル・アルセニエフと先住民猟師デルス・ウザーラの銅像。アルセニエフは探検活動を通じて少数民族の生活習慣を調査し、映画の原作となった。

アルセニエフの探検記を基にした映画「デルス・ウザーラ」は、ウラジオストク周辺の探検を描いている。

 【モスクワ共同】黒沢明監督がロシア極東の少数民族猟師と探検隊長の交流を描いた日ソ合作映画「デルス・ウザーラ」(1975年)で主役となった2人の銅像がロシア極東ウラジオストクの空港前に設置された。

 18日に設置されたのは、ロシア極東各地を探検し、少数民族の生活習慣などを調査した民俗学者ウラジーミル・アルセニエフ(1872~1930年)と、案内役を務めた先住民猟師デルス・ウザーラ(1849ごろ~1908年)の銅像。

 アルセニエフは20世紀初頭にウラジオストクがある沿海地方周辺を探査。黒沢監督はアルセニエフが執筆した探検記を原作に映画化した。