青木裕子アナが語る、小学生の息子が「読書の楽しさ」に目覚めたきっかけとは

AI要約

青木裕子さんは千代田区子ども読書活動推進会議委員として教育的な活動をしており、息子たちの読書事情や読書習慣について語っています。

子どもの読書への意欲を高めるためには、子ども時代の環境が大人になってからの読書習慣に影響すると述べています。

自発的な読書への移行には親が毎日の読書時間を設けるなど工夫が必要であり、息子たちには積極的に本を勧めるなどして読書の楽しさを伝えています。

青木裕子アナが語る、小学生の息子が「読書の楽しさ」に目覚めたきっかけとは

 フリーアナウンサー、モデルとして活躍する青木裕子さんは、千代田区子ども読書活動推進会議委員を務めるなど教育的な活動もしています。小5と小3の息子さんたちの読書事情や夏の過ごし方について伺いました。※前編<2児の母・青木裕子が語る子育て 「小学校受験を機に夫婦で子育てについて話す時間が増えました」>から続く。

■読書習慣を身につけるコツは?

――今年1月から、千代田区子ども読書推進会議のメンバーを務められています。上のお子さんは大の本好きとのことですが、どうしたら子どもの読書への意欲を高められるのでしょうか。

 おかげさまで「子どもと読書」について考える機会が増えました。読書好きの方々にお話をお聞きすることも多いのですが、みなさん「小さい頃は本が一番の娯楽だった」とおっしゃいます。まさに三つ子の魂百までで、普段すぐ手の届くところに本がある、子ども時代の環境が、大人になってからの読書習慣をつくるんだと思います。

 我が家では、息子たちが小さいうちは、「8時半までにベッドに行けたら絵本を読もうね」と声がけをしていました。息子たちも読み聞かせを楽しみにしていて、急いで寝る準備をするようになりましたね。

――小さい頃の読み聞かせから、自発的な読書への移行はどの親御さんも苦労するところですが、どんな工夫をしているのですか?

 長男が小学1年生のとき、コロナ禍で自宅学習が続く日があったんです。そのときに、「家での時間割をつくろう」と1日のスケジュールを決め、毎日20分は読書にあてることにしました。はじめはすぐに飽きてしまっていましたが、続けているうちにだんだんと「読む根気」がついてきて、読書の楽しさに目覚めたようです。

 最近では、私が読み終えた本を「これ、まだ少し難しいかもしれないけど、面白いから読んでみたら?」なんて、長男にお勧めすることも。彼は、周りの人に「そんなに難しい本読んでて、すごいね!」なんてほめられると、「字が細かい分厚い本を読んでいる自分」に酔ってしまうタイプで(笑)、ますます読書好きに磨きがかかっています。次男は長男ほどではありませんが、やはり少しずつ本に触れる時間をつくったことで、長男の「お下がり」を読む機会も増えてきています。