スキューバダイビングしながらごみ拾い 長靴からショッピングカートまで深刻化する海洋汚染を楽しく大掃除

AI要約

東真七水さんは沖縄の海の美しさを守るために新しいマリンアクティビティを始めた。

プラスチックごみが海に流れ出る問題を受けて、東さんは水中ごみ拾い専門店「Dr.blue」を立ち上げた。

参加者は海底でスキューバダイビングとごみ拾いを楽しんでおり、捨てる人を減らすよりも拾う人を増やすことが解決策だと東さんは語っている。

スキューバダイビングしながらごみ拾い 長靴からショッピングカートまで深刻化する海洋汚染を楽しく大掃除

豊かな海を守るために新しいマリンアクティビティを始めたDr.blue代表の東真七水さん。

「25歳の時に初めて沖縄の海で体験ダイビングをしました。それまでは海が汚れていることに現実味を感じていなかったのが、このきれいな海が失われる可能性が1%でもあるなら嫌だし怖いと思いました」

世界では毎年約800万トンのプラスチックごみが海に流れ出ているとされ、沖縄の海洋汚染も深刻な状況になっている。

東さんは2020年、化粧品会社を辞めて奈良県から沖縄に移住。

日本初の水中ごみ拾い専門店「Dr.blue」を立ち上げた。

この日は大阪から来た参加者と共に、スキューバダイビングとごみ拾いを合わせたマリンアクティビティを行った。

海底には長靴やルアー、釣り糸、さらにはショッピングカートまでさまざまなものが落ちている。

回収したごみはキーホルダーやアクセサリーにして持ち帰ることができる。

参加者は「サンゴの間に釣り糸が絡まっていたり、宝探ししているような感覚でごみを拾いました」と話す。

東さんは「捨てる人を減らすのではなくて、拾う人を増やした方がごみ問題は解決すると考えています。楽しいものとして発信して、環境問題に対して前向きになれる感情を持ってもらえたら嬉しいです」と話した。

SDGsとは、2015年9月の国連サミットで、全会一致で採択された「持続可能な開発目標」。